世界最高レベルの造波装置を誇るサーフランチで行われたWSL CT 「Jeep Surf Ranch Pro presented by Adobe」が終了。カリフォルニアの内陸レムーアは灼熱の熱狂に包みこまれた。
この癖のある難しい波が得意な五十嵐カノアは終始グッドパフォーマンスをみせて3位を獲得。ワールドランキングも6位まで持ち直した(5位以内に入ればWSLファイナルズへと進出できる)。今回も怪我人のリプレイスメントで出場した都筑有夢路は癖のある波に苦しみ17位と悔しい結果に終わった。それでもこの波は慣れが必要と言われているので、次回以降のサーフランチでの活躍に期待したい。
優勝はフィリッペ・トレド(BRA)とジョアン・ディファイ(FRA)。フィリッペは終始波を攻め続け、ガブリエル・メディーナ(BRA)を圧倒してサーフランチで3度目の優勝を果たした。ジョアンはカリッサ・ムーア(HAW)と0.4ポイント差という接戦を制して優勝を掴んだ。
これでCTは五輪後まで試合がない。そのためオリンピックへと出場する選手はここから1ヶ月で日本の波に合わせつつゴールドメダルを狙うことになる。
WSL CT ワールドランキング 2021/6月21日現在
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