国内サーフトリップ サーフィン+○○でさらに楽しい旅を!

サーフトリップの一番の目的は「いい波」だけれど、文化やグルメ、アクティビティ、その土地にしかない魅力を加えれば、旅はもっとおもしろい!サーフィン+◯◯でさらに楽しいサーフトリップを!

サーフ+日本酒の旅  [秋田・由利本]

サーフ・・・3方向からの良質なうねりをキャッチする

寒い季節に本領を発揮するポイントの多い日本海側にありながら、西からのうねりにも敏感な秋田は、年間を通してコンスタントにサーフィンが楽しめる。なかでも本荘浜や西目といった県北部は良質なビーチブレイクが点在している秋田を代表するエリア。ルール&マナーを守ればビジターに寛容なローカルが多いことも、旅先としておすすめできる理由のひとつだ。

©KENYU TAKAHASHI

日本酒・・・雪景色を肴に蔵元自慢の銘酒を味わう

米の産地に銘酒あり。なかでも秋田の日本酒は秀逸である。それは藩の政策や酒造好適米の誕生、豊かな湧水といった背景もあるが、長い冬を幾百年と乗り越えてきた蔵人たちの技に他ならない。旅の途中で由利本荘にある齋彌酒造店を訪ねれば、酒造りの奥深さと澄み切った銘酒の旨さを知ることができるだろう。県内には他にも40軒近い蔵元があるので、旅程にゆとりをもって飲み比べてみたい。

©齋彌酒造店

登録有形文化財「のぼり蔵」見学 齋彌酒造店

☎ 0184-22-0536
秋田県由利本荘市石脇字石脇53
見学は平日9:00 ~ 16:00
要予約(1週間前までに電話)(12:00 ~ 13:00は除く)
www.yukinobousha.jp

サーフ+スノー&スケートの旅 [宮城・仙台]

サーフ・・・波も海岸環境も日本屈指のクオリティ

真価を発揮したときには、エキスパートだけが堪能できる波となる、日本屈指のサーフスポットが仙台新港。しかし普段は初心者でもエントリー可能な波もあり、その懐の深さが魅力だ。地元の復興努力でビーチ前の駐車場やトイレも再整備された。サーフィンに対する理解が深い土地柄であることを物語っている。

©MOTOKO KUMAGAI

スノー&スケート・・・自然の遊びを都市機能がつなぐ理想の横乗りタウン

仙台ではぜひ横乗り三昧を満喫してほしい。サーフィン、スケートボード、スノーボードと各分野のトップライダーがしのぎを削り、街ぐるみで横乗り文化を盛り上げてきた。朝イチで最高の波をつかまえてからスキー場で樹氷ランやトリックをキメ、21:00まで営業しているスケートパークを攻める、なんて体力勝負の弾丸ツアーも可能だ。
©MOTOKO KUMAGAI

(写真上)宮城蔵王すみかわスノーパーク
宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉字倉石岳国有林内ゲレンデハウス www.zao-sumikawa.jp
(写真下)元気フィールド仙台 スケートボードパーク
宮城県仙台市宮城野区新田東4-1-1  www.spf-sendai.jp/genki/

サーフ+ダイビングの旅 [千葉・館山]

サーフ・・・首都圏からわずか2時間の南国ビーチリゾート

タイミングが合えば、写真のように館山湾越しの富士山を見ながらサーフできる館山だが、おすすめは通年でうねりをキャッチする平砂浦だ。平砂浦ビーチホテルから相浜海水浴場までのロングビーチにポイントが点在し、ファンウェイブがコンスタントに楽しめる。南房パラダイス植物園やいこいの村の前にあるポイントなら駐車場も整備されている。

©館山市

ダイビング・・・美しい海をいつもと違う角度から見る感動

旅気分をアゲる南国ムード、透き通る海水、季節を感じる四季折々の花畑……。都心から約2 時間の距離にあるとは思えない館山。ここはサーフィンだけではなく、ダイビングスポットとしても人気が高い。平砂浦に近い西川名オーシャンパークなら、体験ダイビングやレンタルも充実していて、初体験の人でも安心してトライできる。いつもの海もひとたび潜れば別世界が広がっていて、色鮮やかな魚や起伏に富んだ海底風景を味わえる。

©西川名オーシャンパーク

館山ダイビングサービス 西川名オーシャンパーク
☎ 0470-29-1411 千葉県館山市西川名849-4
体験ダイビング15,000円(器材レンタル・サポート料込み)。要予約 http://nop.chips.jp/

“サーフ+芸術”の旅 [石川・金沢]

サーフ・・・日本海の多彩な波と景勝にトリップの醍醐味を知る

ファンウェイブが期待できる羽昨市エリアへは、金沢市内から全線無料となった「のと里山海道」を北上。能登半島の付け根にある柴垣海岸は北西のうねりをキャッチするポイントで、広々としたビーチに直接駐車できるのも大きな魅力となっている。一方、北風が強い日は滝・鳥居前をチェックしたい。リーフに注意すれば、気持ちのいいロングウォールを楽しむことができる。
©ZONE SURF

芸術・・・日本の伝統と近代アートの融合に五感を磨く

北陸新幹線の開通や高速道路の延伸などで好アクセスとなった金沢。300 年以上前に建てられた日本家屋の街並に加え、輪島塗り、九谷焼、加賀友禅といった江戸時代から続く伝統工芸に触れることができる。そして日本を代表する近代アートの発信地「金沢21世紀美術館」の存在。サーフに芸術にと、感性を大きく揺るがす時間が、金沢には待っている。

©石川県観光連盟

ひがし茶屋街(東山ひがし重要伝統的建造物群保存地域)
石川県金沢市東山 http://www.hot-ishikawa.jp/

金沢21世紀美術館
☎ 076-220-2800 石川県金沢市広坂1-2-1
展覧会ゾーン10:00 ~ 18:00(金・土~ 20:00)、
交流ゾーン9:00 ~ 22:00
www.kanazawa21.jp

せっかくのサーフトリップ、仲間と一緒にその土地ならではの楽しみ方で満喫しちゃいましょう!次回は西日本を中心にご紹介します。


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