新島でサーフトリップしたならばココへ行け!オススメスポット10選

パワフルかつ形のいい波がブレイクする新島は、日本が誇るサーフアイランド。東京の竹芝桟橋からは高速船で3時間弱、調布空港からは空路で40分。アクセスのいい新島は、都心からすぐに行けるとは思えないほどの透明感の海も魅力だ。

そんな新島の、トリップに来たらおさえておきたいおすすめスポットを大澤伸幸プロと小林直海プロに紹介してもらった。

 

1.湯の浜露天温泉

海に突き出た小島が印象的な間々下海岸の近くには、24時間無料の露天風呂がある。古代ギリシャの神殿のような作りが個性的で、島を訪れるサーファーにはすっかりお馴染みの存在だ。直海も「新島に来るときは必ずここへ立ち寄ります」とお気に入り。海を眺めがら過ごす温泉タイムは、試合中の癒しになる。島の西側にあり夕日スポットとしても知られているので、夕暮れ時に訪れるのもおすすめだ。

 

 

2.新島村博物館

前浜海岸の近くにある「新島村博物館」では、新島の自然や歴史、文化に関する展示を行っている。訪れるだけで島への知識が深められ、散策が一層楽しくなる。「普段見かける新島の自然や地層についても詳しく説明されています。2 階のサーフボードミュージアムにある、古いサーフボードは必見です。サーフィンの歴史に触れることができるし、かなり充実した時間を過ごせました」。入館料は 300 円。

 

 

3.かじやベーカリー

朝 7 時からオープンする「かじやベーカリー」は、新島サーフトリップの定番。世代を超えて愛される老舗パン屋で、毎日通いたくなるほどの美味しさ。コロッケパンや魚フライ、ハンバーグなど、惣菜パンが充実。オーダーすればその場で作ってくれる。もちろん甘いパンもある。「朝食やサーフィンの合間のおやつは必ずココ!」と直海も太鼓判。サーファーの胃袋をしっかり満たしてくれるのだ。

 

 

4.間々下海岸

島のなかでも特に透明度が高い間々下海岸は、人気の磯遊びスポット。「目の前にある鳥ケ島の岩場に登って、のんびりと過ごすのが好きです。水のきれいな海岸なので、シュノーケリングも楽しんでいます」。たっぷりと海と戯れたあとは、すぐ隣にある湯の浜露天温泉で身体を癒すのもあり。そのまま宿に戻れば、気分はすっきり、リフレッシュ! 爽快な気分で美味しい夕食を頂くことができる。

 

 

5.ボウリング場

島民の憩いの場である「勤労福祉会館」には、卓球を楽しめる集会室やカラオケルームのほか、ボウリング場まで存在。「以前、試合開催中に波がなくなったときにここへ来ました。湘南のプロサーファーのなかで、今ボウリングが熱いんですよ。僕のベストスコアは230くらい。前回はかなり調子が良く、勝ちまくってました! でも今回はノブくんに負けてしまった……。苦い思い出が残るボウリング場になってしまいましたね(笑)」。

 

 

6.民宿加藤

ずっとお世話になっている「民宿加藤」はノブにとって間違いなく第2のホーム。「子供の頃からおっかない女将さんは、自分にとって母親のような存在。こんなにも愛情深い人に新島で会えたことが宝です。プロサーファーとして今日までやれているのも、女将さんなしでは考えられない。今回 2 人で撮影してもらう機会があって、『私の息子だよ』と言われたときには嬉しくて泣きそうでした」

 

 

7.プールカフェ

コンビニもない新島で話題に上るおしゃれカフェがココ。「ゆかりのある友人がやっているカフェです。島ポキ丼やプールプレートがおすすめ。大人気なので事前に予約するほうが安心です」。赤イカやマグロなどの海鮮を中心とした新島独自の海鮮丼は、ここでしか出会えないメニュー。ロコモコやタコライスなど、海外のサーフタウンを彷彿させる料理も豊富だ。島の風を感じるテラス席が心地いい。

 

 

8.波がなくても海

多くのサーフコンテストが開催される羽伏浦やシークレットのほか、新島にはたくさんの魅力的な海岸がある。港近くの黒根海岸、温泉が隣接する間々下海岸、島の最北端にある若郷前浜海岸など、訪れる場所によって印象は変わるはずだ。「波がないときには穏やかな海で泳いでいます。透きとおった新島の海は、そこにいるだけで気持ちいいんです」。何もかも忘れて、無邪気な気分で海と戯れたい。

 

9.見晴らし台

新島に通い始めた頃から、美しい海を眺め、素晴らしい夕日を拝んだ見晴らし台。島にはたくさんの絶景スポットがあり、訪れる場所によって違った島の魅力を映し出してくれる。「10 代の頃、妻とよく山の見晴らし台に行きました。自分で選んだプロサーファーの道をどうやって生きていけばいいのかと、悩みながら黄昏れた時期もありましたね(笑)。今でもこの時間がとても好きです」

 

 

10.新島全体

島を歩けば多くの知人に会い、誰もが笑顔で話しかける。ノブがどれだけ新島と親交があるかは一目瞭然だ。「左は新島好きのサーフーなら誰もが知る『民宿富八』の圭介くん。右は命の恩人ノリくん。2 人とも新島のローカルサーファーで、僕の大好きな兄貴です」。島には魅力的なサーファーがたくさん住んでいる。もし海で出会えたら話しかけてみては? 旅がもっと思い出深くなるに違いない。