連載企画「サーフィンライフ アーカイブ」もやっと40回目、このキリの良い回に振り返るのは2005年7月号です。1980年に創刊されたサーフィンライフが各年代の荒波を乗り越えながらも、300号に達したのでした 拍手!。ちなみに現在も荒波は続いております…。
で、この記念すべき300号の表紙を誰にするか?の編集会議で決まったのが、ご覧の通りケリー・スレーター大先生。せっかく表紙にするなら、やっぱり撮り下ろしだろうと、海外フォトグラファーに依頼してゲットできたのがこちらなのです。
当時は今よりもケリーのフリーサーフを撮影するチャンスが難しかった事もあり、当初、タヒチでセットしていたスケジュールが諸事情によりキャンセル、そしてこのショットとなったのです。場所はどこだか分かりますか? 何と、クラウドブレイク、レストランツの世界屈指のレフトハンドで知られるフイジー、見えねぇ〜。はっきり言って、もの凄いアクションではありませんが、この記念すべき号のためだけに撮り下ろした、という事実が大切なのです(言い訳)。
シーンを牽引してきたこのカリスマにはインタビューも敢行しました。こちらは表紙撮影の直前に開催された「ビラボンプロ・タヒチ」ファイナルでのショット。10ポイントを2本、つまり20点満点でのパーフェクトな優勝を自ら祝福。ビール片手にテイクオフしたケリーはそのままバレルにプルイン、そに中でプルタブを引き上げ、出てくると同時にビールを飲み始めます。サーフィン史に残る写真でしょうね。
おまけ:捻りを入れたロデオフリップと”鯉の滝登り”と言われたエンドセクションでのアプローチ。
300号ということで、企画したのが「300名大プレゼント作戦!」。未使用、USEDを含めサーフボードを25本もご協賛いただきました。他にもウェットやリーシュ、ボードバッグにボードショーツとこれでもか!のプレゼントラッシュ。当時の編集部がややアナログだったこともあり、応募は全てハガキにて笑。それはもう凄いご応募いただきました。ご協賛各社様、読者様、ありがとう!
記念号という事もあり、当時、制作のご協力いただいていたプロサーファーやコントリビューター、業界関係者の方々に「あなたにとって、サーフィンって一体何ですか?」と普遍的な質問を投げかけてみました。珠玉の名言がありますので、いくつかご紹介します。一応、イニシャルで 笑
「生活の一部だからこそ、もう抜け出せないでしょうね(笑)。いつまでも自然にやさしく接し続けていきたいですね」
〜日本を代表するプロサーファー、M.Oさん
「僕の妻であり、僕の人生。死ぬその日まで続けていくだろうな」
〜Built for SPPEDなカリフォルニア出身のサーファー、M.Aさん
「サーフィンしていなければ、良い事も悪い事もなかった。いい意味で人生を変えてくれたものだよ」
〜鴨川出身、現在はシェイパーとしても活動するS.Tさん
「ウェットスーツの中で◯◯◯◯できるから止められないのかなぁ(笑)」
東京サーファーで現在も東京でサーフショップを経営するN.Kさん
「楽しくて、自由で、時々自分を助けてもらえるもの。スノーボードは1日行けば何時間も滑ることができる。サーフィンは1本で3秒ぐらいしか乗れないけど、それでもスノーボードの1日以上に楽しい。そういうことじゃないかな」
〜四国のレジェンドC.Kさん
Surfing is Life, SURFIN’ LIFE!!!