息ができなくて苦しい!ワイプアウト後の海の中での呼吸法をプールで教えてもらった!

こんにちは!サーフィンライフスタッフたなちゅーです。

みなさん、ビッグウェイバーたちのトレーニングの1つに無呼吸トレーニングというものがあることをご存じですか?ビッグウェイバーたちは大きな波でワイプアウトし、ぐるぐると海の中で回転しながら無呼吸状態が20秒、或いはそれ以上続きます。その状況になった時の対処法として無呼吸トレーニングというものがあります。

台風スウェルにチャージする人だけでなく、ハラムネくらいのサイズでもワイプアウトして洗濯機に放り込まれた状況にはなりかねません。一般サーファーでもこういったトレーニングは有効なのではと思います。

 

先日、たなちゅーは水深5メートルのプールで泳ぐ機会がありました。まさに上の動画と同じようなプールです。シュノーケルとフィンをつけて水深2メートルくらいまで潜っていきます。シュノーケルをつけているとはいえ、水の中に入ったら息はできません。当然、苦しくなってきます・・・うっ・・苦しい・・・!

 

息が苦しい中でも長続きするコツは?

息が吸えない状態でなるべく長く耐えるにはどうしたらいいのか?ビッグウェイバーを目指すと巷で噂のたなちゅーとしては、正しい知識を身に付けたいところ。同行していた、ダイビング雑誌「月刊ダイバー」編集部の先輩に教えてもらいました。(サーフィンライフを発刊しているダイバー社はダイビング雑誌も発刊しています)。

「息が苦しいのは、酸素が吸えなくて苦しいのではなく、二酸化炭素を吐き出せないから苦しいのです。なので、口から少しずつ息を吐いていくのが1番長く息が続く方法です。」

ほほ~酸素が吸えないからじゃないんですね!たしかに、呼吸法を変えて再度潜ってみたら息がつづきました!

「また、ウェットスーツは何もしなくても浮くので、身体に力を入れないように心がけましょう」

これらのことをサーフィンに置き換えると、ワイプアウトで海中に入る直前に空気をたくさん吸って酸素を取り込む。海中では少しずつ息を吐く。身体は暴れずになるべくコンパクトになる。実際は「海に放りこまれた瞬間はそんなこと考えられないよ!」という状況ではありますが、こういった知識を改めて頭の隅に入れておくことは自分の身を守るためにも大切な知識です。

 

はじめに動画でご紹介したようなトレーニングはできなくても、毎日の生活の中で呼吸のトレーニングができるとしたらズバリお風呂!冬の波のサイズアップに向けて、今日からお風呂で呼吸トレーニングを取り入れてみてはいかがでしょうか!(無理は禁物ですよ~!)