波に合わせてサーフボードをチョイス!マイボードをご紹介!

波に合わせてサーフボードを選択するとサーフィンはもっと楽しい。そこで確かな実力と個性を有するサーファーたちに波のサイズに応じて使い分ける“マイボード”を見せてもらった。

 

 

中村光貴プロ/プロサーファー

左:ハラムネ用

「エドナ・サーフボード」のクアッドフィッシュ/165.1×51.44×5.72㎝/ロングボードのような丸みあるノーズとワイドなテールながら、テールエンドは魚のようにくびれたデザイン。結果、ターンの抜けが良く、オールマイティに使えるのだそう。

右:「カタ・アタマ」用

「デッド・クークス」のツインフィッシュ/160 ×51.28×5.87㎝/このブランドの人気モデル「サイコキャンディ」をベースに、幅をやや広く、長さを1インチ(2.54cm)増してオーダー。「よりレトロツインっぽい浮遊感を求めてみました」。

 

中村光貴プロ/なかむらこうき/1990 年、大阪府生まれ。小学生で湘南に移り、10 歳からサーフィンを始める。ジュニア時代は世界戦に3 度日本代表として出場。現在はコンテストシーンから離れ、湘南を代表するフリーサーファーとして活躍する。

 

 

 

河村海沙プロ/プロサーファー

左:ハラムネ用

「ロストサーフボード」のサブドライバーモデル/175.3 ×46.73 ×5.72㎝/最近手にした新作は、地元・湘南のパワーのない波でもよく走るようにとオーダー。「『ハラムネ』にはEPSが一番。トロい波やゆっくりと割れる波でもアクションしやすいんです」

右:「カタ・アタマ」用

「シャープアイサーフボード」のHT2モデル/177.8×46.67×5.72㎝/「長さはそんなに出していませんが、ロッカー
は強め。サイズのあるリーフブレイクなどで性能を発揮するサーフボードです。パワーのある波でのドライブ感が気持ちいいです」

 

河村海沙/かわむらかいさ/1988 年、神奈川県生まれ。コンペティションやフリーサーフィンはもちろん、ハワイのビッグウェイブにもチャージ。その実力には定評がある。現在はプロサーファーのコーチングなども行っている。

 

 

大橋海人プロ/プロサーファー

左:ハラムネ用

「チャネルアイランズサーフボード」#4モデル /167.6×46.67×5.87㎝/「ノーズにかけての幅が広いので、パドルやテイクオフが速いです」。これなら地元湘南の力のない波でもOK! 短いので動きが良く、取り回ししやすいのもお気に入りの理由だ。

右:「カタ・アタマ」用

「チャネルアイランズサーフボード」のシングルフィン/182.9×48.58×6.35㎝/チューブライディング用に作ってもらった1本は大波向きのピンテールだ。パドリングからテイクオフへ向かう1発目のスピードがかなり速いため、余裕を持って大きな波に挑める。

大橋海人/おおはしかいと/1992年、神奈川県生まれ。2015 年にWSL日本チャンピオンを獲得し、’18年にはQSイベントで準優勝を飾るなど、コンペティターとして活躍。同時にフリーサーフィンでも存在感を放つ。

 

 

 

瀬筒雄太プロ/プロサーファー

左:ハラムネ用

「ライアン・バーチ サーフボード」のシングルフィン /248.9×55.56×7.62㎝/親交の深いシェイパー本人から譲り受けたサーフボードは、グライダーをベースとしたデザイン。ボトムはゆるいフラットヴィーで、ウォーキングやトリムを楽しみやすい。

右:「カタ・アタマ」用

「サーフボード バイ デレック・ディズニー」のシングルフィン/170.2×52.07×6.51㎝/日本の「カタ・アタマ」のビーチブレイクを想定してオーダー。「チューブライディングやアップス&ダウンズなどの技が仕掛けやすい1本に、と伝えました。オールラウンドに使えます」

瀬筒雄太/せづつゆうた/1989 年、福岡県生まれ。14 歳でJPSA 公認のプロロングボーダーに。ロングボードやオルタナティブなデザインのサーフボードを自在に乗りこなす。千葉・太東でサーフショップ「YR」を経営。

 

 


サーフィンライフ2020年1月号の内容を再構成
写真=高橋賢勇、熊野淳司、朴玉順 取材・文=菅 明美