Back to the Beach.モデル 遂にその真価を発揮

(今回の主役はYOUじゃないんですよね笑)

ビーチサイドで話題沸騰中の”Back to the Beach”ベストライディングへの道! 15年のブランクを経てサーフィンに復帰した竹内大介さん。 その過程で考案され発売に至ったサーフィンライフ・オリジナルサーフボード
Back to the Beach.モデル。(まだご存じない方、詳しいスペックはこちらから)

前回アップスし横に走れ、ボトムターンも少しづつ感覚を取り戻していた。けれどサイズある波やダンパーなどの速い波にはパドル力が足らないと判断した鬼軍曹ことスタッフ鈴木。
このままじゃいけないと年末に緊急合宿を企画。目的はズバリ、パド筋強化デス。
究極を言えば乗ろうが乗らまいがどちらでも良いんです。
ボードが個人の能力を最大限まで引き出せても、しっかりとしたテイクオフにはパドル力がなきゃはじまらないのを写真をチェックしていて痛感した為だ。

サーフィンに対するアツイ気持ちを取り戻し、再びリッピングをすることを目指す模様の第4弾、平成最後の年末にサーフィン合宿を敢行した模様をお届けする。

はずだった。

自称”辣腕”の鬼軍曹鈴木は悩んでいた。
最近、社内会議で下記の様なやりとりがあった為だ↓

取締役K氏「竹内さんが直ぐにサーフィンへと復帰できたことは素晴らしい。けどいつリッピングすんの??ボードは調子いいんだよね?今ひとつボードの調子良さが伝わらないよ。しかも経費ばかりかさむよね〜冗談だけどさ笑」

取締役O氏「いゃ〜お笑い番組見るより楽しいよあの企画。竹内さん最高!

スタッフO「頑張りは伝わるけど、ボードの性能が伝わらないよな。まぁあれはあれで楽しいけど」

スタッフT「ハイハイスタイルにパンダ座り 笑 ちょーウケました。糖質ダイエット企画もスピンオフでやるのはどうでしょうか??」

鬼軍曹ことスタッフ鈴木は心の中で思った「…なんか竹内さん企画は楽しんでもらえているけど、ボードの良さは出せていないんじゃ…でもドキュメンタリーだし、ブランクから数回であそこまで出来れば竹内さんの努力もだけどサーフボードが凄いんだけどな。読者の方にはありのままを伝えたいし。でも本当に良いボードだっていう事をもっと認知してほしい・・・きっと読者の皆さんも会社の皆と同じようなこと感じているのかなぁ〜」

そんななか”編集部が伊豆にて乗り比べの取材中”との情報をキャッチ。あっこれだ!これは都合がいいぞ!! あのプロサーファーがライダーだし。彼に乗ってもらおう と吹っ切れた鬼軍曹は忘年会でベロベロの2人(竹内さんとキング・オブ・ビギナーの岩田さん)を強引に伊豆へと緊急召集。

実際はプロに乗ってもらう為にボードだけあれば良いんですが、ついでに2人にも来てもらっちゃいました。送料も掛かるしね笑 ある意味合宿っしょ。

ソールドアウト目前のBack to the Beach.に乗っていただいたのは泣く子も黙る現役バリバリのグランドチャンピオン獲得者「大澤伸幸」プロ。
大澤伸幸●@https://www.instagram.com/nobuyuki_osawa
茅ヶ崎出身、在住のプロサーファー。フリーサーフィン、コンペティションのどちらでも高次元なサーフィンをみせる。2010年JPSAグランドチャンピオンを獲得、2018年のランキングは4位。
スポンサー●RASH wetsuits / Exceed / Tools / carve japan / seishin / Massa / waterdoor / げんき整骨院 / Helix / HairworkspaceRAPT

まさか、自分が主役ではなくプロが乗るとは夢にも思わず撮影班に合流した大介さん。
鬼軍曹「大介さん、こっちこっちです」
大介さん「あっ波少しありますね。めちゃくちゃロケーションも最高で綺麗。早速ウェットに着替えてきます」
鬼軍曹「あっ!とりあえずボードだけ大至急お願いします」
大介さん「?????」

ダークモード鬼軍曹 心の中でこう思った「デリバリーお疲れちゃん。あっちでパンダ座り波チェックでもしててください笑」

大介さん「あっいつもサーフィンライフで見ている大澤プロ??」
鬼軍曹「ようやく気付いた様ですね、ノブプロあとはヨロシクちゃん」
大澤プロ「こんにちは!ボードこれですか?軽く乗ってきます!!」

事態を飲み込めないまま大介さんを置いてボードだけが伊豆の澄んだ海へと旅立っていった笑

波のコンディションは腹サイズのダンパーブレイク。よくありがちなビーチブレイクのコンディションだった。
果たして結果は如何に??


くだらない話しはさておき結論からいきましょう。
試乗してもらったのは大介さんが乗る下記のサイジングのBack to the Beach.モデル
5’ 11″ x 20 3/4″ x 2 7/8″  37.5L(180.3cm x 52.71cm x 7.30cm)
正直、プロサーファーにはめちゃくちゃオーバーフロー、しかも幅、厚みも経験したことないサイズ感ですが….
ご覧の通り。
  浮力もバッチリで滑り出しも早いので波を素早くキャッチ(プロなので参考にならない速さです。)



速いダンパーブレイクもスピーディな加速で疾走。このノーズの上がり方、もさっとした重さも感じられない



当て込める箇所を見つけるやいなやボトムターンへ移行、ボードも素早くレスポンスしているうえにしっかりレールも入っている

リップをエグるようにボードを当て込み

 フィニッシュ。言葉、説明は要りませんよね。もう一度言わせていただきます、ご覧の通りです。

すいません、私が写真を撮るのが下手で。余りのスピードに後半ブレブレでした。

ボードがブーストしている感じで、V8エンジンを積んでいるかの様。
もちろんノブプロの実力が凄いのは言うまでもありませんが、こんなオーバーフローなボード(12.5ℓ以上は普段のボードより多いハズ)でいきなり1本目でこのライディング。
やっぱり良いボードです
百聞は一見にしかならず。ノブプロのコメントは2/9日発売のサーフィンライフにお任せするとして、次はバックサイドのシークエンスを。

テイクオフからボトムへ


ボトムターンから
この伸び

フィンが抜けるほどの一発をねじ込み


速いブレイクのため間髪入れずに

2発目も完璧な位置をエグリ

フィニッシュ。
はい、2本のセットでこの撮れ高。カメラマンの鬼軍曹の腕がイマイチだが、実際のライディングを見た大介さん岩田さんの両名の口もあんぐり。見たことがないスピード、キレを目の当たりにして固まってしまっていた。

特にフォアハンドの2発目のリエントリーはインサイドの浅い部分で急激に掘れ上がってきたのだが、ノブプロの繊細なボードコントロールにしっかりと板も反応していたのが見て取れた。

皆さまコレがこのボードの本当のポテンシャルですよ。

シェイパーの添田氏が様々なテストボードでのテスト結果を踏まえたシェイプ&デザイン、ラミネーターをはじめマスターワークスのスタッフさんのクオリティの高い仕事、様々の要素が詰め込まれて誕生した
Back to the Beach.モデル通称SL-1

サーフィンの上達には、サーフィンライフ誌テクニック特集と最高のボード(Back to the Beach.)そしてやる気あるのみデス。

寒い冬、春に向けモチベーションを上げてくれるボードのご購入はコチラから。
規定本数まで残り僅か。1本1本カスタムオーダーに近い形をとらせていただくため納期(2-3ヶ月)がかかります。
https://surfinlife.base.shop/items/14384220

モデルの詳細はこちらから。
https://surfinglife.jp/gear/6748/

取材の模様は2/9日発売、サーフィンライフ3月号乗り比べ特集にてご覧になれます。
なんとBack to the Beach.モデルも大澤伸幸プロ、モデルのミチ・ウッズさん両名にインプレしてもらっちゃいました。


最終的には大澤プロにアドバイスまで頂き、伊豆にボードを運んできた甲斐のあった大介さんと岩田さん。そろそろ合宿開始しますよ〜。

プロの言葉に真剣に耳を傾ける2人。貴重なアドバイスを貰いさらにサーフィンへの情熱が込み上げてきたようだ。
次は大介さん、岩田さんの番ですよ。

次回へ続く

下記の記事も是非ご覧ください。
Back to the Beach.ベストライディングへの道 Vol.3

Back to the Beach.ベストライディングへの道 Vol.2

Back to the Beach.ベストライディングへの道 Vol.1

Back to the Beach.ベストライディングへの道 プロローグ
Back to the Beach モデル誕生秘話

初心者サーファー必見連載 Welcom to the SURFIN’LIFE.テイクオフへの道 Vol.1

 


写真/文 スタッフ鈴木 一部写真/熊野淳司