発売開始以降、大注目を集めるサーフボード「Back to the Beach2.0（BTTB2.0）」。このボードを手にしてから、毎週末サーフィンへと出かけている木下さん。今回は伊豆へ日帰りトリップを敢行。そこには初号機の開発モデルとなった大介さんも参戦。新旧BTTBモデルが伊豆の海で唸りをあげた!?
いやぁ～この2本が揃うと感慨深いものがあるなぁ。お久しぶりです、スタッフ鈴木です。このボードは添田知博さんと私が開発したも同然（嘘です、でも発注したのは私です）。今回は、後輩で共に会社を経営している岩田翼さんにも先を越され、主役の座を奪われてブツブツとウルサイ、初号機開発モデルの竹内大介さんも久々に合流した。
大介さん「いゃ～俺が現役の時より上手いやつがライフ（サーフィンライフ）には1人もいねぇ～な～」
スタッフ鈴木「そっそうですね笑。ハハッ。そういえばBTTB2.0のモデル、木下さんはどうですか??」
大介さん「あっあのモモサイズの小波でも、まるでダブルぐらいのようなターンみたいのする奴??腰が２回沈んでっからね」「マジ、話しになんねぇ～な。現役の時なら、沈みすぎだっつってワンパン入れてんよ」
スタッフ鈴木の心の中で「現役の時って何??もう引退したのか??じゃ直接カタをつけてもらおう。2本とも揃ったところ見たいしな」
ってことで伊豆・白浜に集合してもらいました。当日は強オフで波のサイズが胸肩～頭の見た目はキレていて良い波に見えるコンディション。さて、新旧BTTBの実力は??
当日まで、散々木下さんはテケテケ、大したことないと後輩の岩田に散々聞かされていた大介さんはひと言「あの人、あんま上手そうじゃないね笑」と余裕しゃくしゃくのご様子。
スタッフ鈴木の心の中で「なんかワガママバディーに戻ってるし、大丈夫かな??乗れるかな??」と心配していた。
まず、先制パンチは大介さん。パンダテイクオフからのパンダレイバックで木下さんを牽制、威嚇。鈴木の心配通り、あんまり海に通ってなかったのか、2本目もボード性能の高さでなんとかテイクオフも身体が重いご様子。これでもテイクオフできるボードの性能が驚異的だなと正直思う。
一方で「Back to the Beach.2.0」の浮力をフルに利用し、オフショアに煽られながらも最速のテイクオフを見せる木下さん。ボトムに降りる際もスピードに乗っており、ボトムターンも深い。惜しくもトップアクション時には転んでしまったが、この日一番のライディングをいきなり見せる。この撮影の前の週に「リッピングしたんです！」という言葉も強ち嘘ではないようだ。ボードを大介さんと交換した後も、深いボトムターンからのリッピングを何度も狙う。
ライディング@BTTB2.0
ライディング@BTTB初号機
BTTB 初号機、こちらも調子が良いようだ！大介さん…BTTB2.0はどうですか??威勢の良かったのは海に入る前まで。木下さんのライディングに分からされたようですね笑。
ただ証拠を残さないと、いくら上司とはいえ企画をやめるわけにはいかない。なんども「先週はリップした」、「もうあれでメイクでしょ？？」と連呼していたが、失礼を承知で…木下、リップするまでは何度でも撮影するぞ！!やるしかないよ！やらなきゃ意味ないよ！
Impression BTTB
2本のボードの差を木下さんが感じたままに話してくれた。
「BTTB2.0の方が少しだけロッカーが強く、レールが落とされているように感じました。どちらも乗りやすく良いボードですが、個人的には乗り慣れている2.0の方がしっくりきます。この強いオフでもボードが降りていってくれて、僕みたいな体重の軽いサーファーでもしっかりとターンできるのが凄いところだと思いますよ。なんといってもチョロQキッズにも負けないテイクオフ性能が素晴らしいですね。こんなにサーフィン熱が再燃するとは思ってもみなかったので、このボードに感謝しています！！」
週末サーファーやブランクサーファーでも楽しめる1本、週末サーファーのアルティメイト・ウエポンそれがBTTB2.0だ！
木下晃尚さん（47歳）170cm 63g
サーフィン歴：23年（歴が長いだけと本人談）
ボードサイズ：6’1″ x 21 1/4” x 3 1/16″ (42.8L)（185.4cm 53.98cm 7.78cm）
旅行代理店STW（エスティーワールド ）に勤務するサラリーマンサーファー。BTTB2.0を手に入れてからサーフィン熱が再燃。週末は千葉や茨城などでサーフィンをすることが多い。最近は長く波を乗りつつも縦へのアクションを目指し奮闘中。
竹内大介さん（43歳）171cm 75Kg（過小申告の可能性が大。おそらく85キロ）
サーフィン歴：30年（お休み期間15年）
ボードサイズ：5’11” x 20 3/4″ x 2 7/8″ (37.5L)（180.3cm 52.7cm 7.3cm）
初号機を出すキッカケとなった一般サーファー。せっかく海へと戻ってきたが、サーフィンを始めて1年の後輩ショートボーダー岩田翼（33歳）にも追い越されいじけ気味。ミッドレングスに手を出す日も近い!? 普段は小誌などをはじめ多方面でデザイナーとして活躍している。
写真／熊野淳司
