自分よりセンスのいいサーファー #4 佐藤 魁

リレー形式で繋ぐサーファー像を探る本特集。前回の高貫佑麻さんからバトンを受け取った佐藤魁さんをご紹介します。


佐藤 魁 プロサーファー

佐藤 魁

さとうがい●1996 年、神奈川県生まれ。5歳でサーフィンを始め15 歳でプロテストに合格。2017年にはテレビ番組「テラスハウス」にも出演。2020 年のオリンピック強化選手に選出されるなど、公私ともに話題の人物。

Q1. サーファーの格好良さとは何かを教えてください。

A1. 自然といつも調和する暮らしを送っていて、人柄も自然体なところがサーファーの格好良さだと思います。

Q2 . サーフィンをする上で心掛けていることは?

A2. 心の豊かな人であること。

Q3 . あなたよりセンスの良いサーファーを教えてください。

A3. センスってすごく難しいですね。ただ個人的には、モノの捉え方がおかしい人にセンスを感じるかな。例えば誰もが「いいサーフィンだよね!」と感じるライディングを素直に肯定するのではなくて、「いや違うでしょ」という観点で物事を話してくる人。サーフィンがずば抜けて上手くなくても、人と違うアイデアを持つ人には興味が湧きますね。そういう意味では内藤遥かな。幼い頃からずっと知っている後輩だけど、まだ本当の姿が見えない。彼のエアリアルにはセンスを感じるものの、ライディングスタイルが固まりきっていない。将来が楽しみですね。

 

次回は、湘南・茅ヶ崎出身の若手ホープ、プロサーファーの内藤遥さんのサーファー像をご紹介します。

写真/朴玉順、高橋賢勇、ピート・リオン、DELTA FORCE SURF 取材・文/菅 明美