琵琶湖でブレイクする極上ウェイブ、 そこにはノーズライディングにも最適なブレイクがあった!

写真=熊野淳司 文=鈴木康高

近年、国内外で注目を浴びているのがウェイクサーフィン。ボートの曳き波で遊ぶウォーターアクティビティで、海やウェイブプールと違い体力が持つ限りエンドレスに乗り続けられると言っても過言ではない。編集部では昨年、琵琶湖にあるヤンマーサンセットマリーナ内にあるハナサカサーフにてその極上ブレイクを体感した。

そして今年、新たな情報が入ってきた…それはロングボードでノーズライドの練習ができるという。今回、ロングボーダーで注目のトッププロである武川 慎プロにウェイクサーフィン×ロングボードの可能性を体験してもらった。トーイング艇はヤンマー社の誇る高性能エンジンとシステムでウェイクサーフィンに適した波を起こしてくれる。また、操舵するのは経験豊富なインストラクターで我々がサーフィンしやすい波を提供してくれる。レギュラーブレイク、グーフィーブレイク共に起こすことが可能で、要望を出せば直ぐに切り替えてくれる。まずトッププロのお手並み拝 見とばかりに全員の視線を集め るなか武川プロがライディングをスタート。今回はサーフィン立ちでテイクオフ。波を見極めつつ軽いアクションを入れながらストールからの華麗なウォーキングでハングファイブ、からのハングテンそしてステップバック。ちゃんと計測はしていないが平均して3分以上はライディングしているのではないだろうか。それも足がガクガクに疲れてやめているだけで、体力が続く限りエンドレスにノーズライディングの練習ができる。


完璧なハングファイブからハングテンを何度も決めていた!

トップアクションの練習もショートボードと同じく可能だ

並走するボートから撮影した1枚。完全にテールがロックしており、海のノーズライディングと変わらない

今年からロングボードにチャレンジ中の北川 幸プロも何度も反復練習を繰り返した。上達もはやそうだ!

 

続いて一般サーファーの我々もチャレンジ。ショートボードと違いロングボードや、ミッドレングスはある程度、要領を得
れば永遠に乗っていけるので、上手くなるための練習ととらえるサーファーだけでなく、まだまだ海では長く波に乗れないビギナーサーファーにもピッタリだということ。サーフボードの浮力で波に置いていかれることを防げるうえ、テイクオフもショートボードよりもやりやすく感じた(サーフィン立ちの場合)。

武川プロがコーチング、アドバイスをしてくれた!

幸プロの旦那さんの洋一さんも初体験でもしっかりと波を捉えていた

編集長の岩田もグライドを体感!

ロガーカメラマンの熊野さんはしっかりとクロスステップでノーズを狙う

スピードを調整しながらロングライディングを楽しむスタッフ鈴木

このように無限の可能性があるボートサーフィン。まだ、体験されたことがない方は本当にオススメだ。ぜひ、寒くなる前にハナサカサーフでチャレンジしてみてほしい。

HANASAKA SURF CLUB(ハナサカサーフクラブ)
ヤンマーサンセットマリーナは今年 8月にリニューアル。最高のボートだけでなく、更衣室やシャワーなど充実した設備も魅力だ。 滋賀県の琵琶湖でトーイングをしているハナサカサーフクラブ。ヤンマーマリーナまたは大津港マリーナどちらでもトーイングをスタートできる。トーイング艇はYANMAR 8LV搭載、最新のウェイクサーフシステムNAUTIQUE G25を使用。昨年よりも更にパワーアップし国際競技艇の波のパワーをぜひ、その身体で体感してほしい。また、経験豊富なインストラクターが初心者からエキスパートまで最高のウェイクサーフィン体験をアシストしてくれる。

武川 慎 プロ たけかわ・しん●2006年5月4日生まれ。大阪府出身でスノーボードの腕前もオリンピック強化選手に入るなど注目されている二刀流。2021年にJPSA ロングボードの第3戦にてプロトライアルから本戦ファイナルまで勝ち上がり4 位に入るなど成長著しいトッププロ