昨年末に閣議決定され、今年のGWは10連休!10日も使えるとなると、今まで行けなかった夢の波もサーフトリップ先の候補にはいってくる。だから躊躇せず今年は“いつか行きたかった”旅先へ。夢の波が待つ6つのデスティネーションをピックアップ!
南半球随一のサーフキャピタルと5月のベストスポットを巡る

気候が温暖で波がコンスタントにある大都市リオデジャネイロは、ブラジル有数の人気エリア。タイドと風の影響が少ないのも魅力だ。
世界レベルのサーファーを次々に輩出しているブラジル。地球の真裏となる日本には詳しい情報が聞こえてこないが、一度は行くべき魅力を持つ、夢のサーフ天国だ。大西洋に面した7000㎞以上の海岸線には、リーフにロック、ビーチブレイクにバレルと、無数のサーフスポットが点在。南半球一の賑わいをみせるリオデジャネイロや、豊かな自然が広がるサンタカタリーナ州など、訪れる場所によって風景も大きく変わる。ただしブラジルは南米最大の国で、日本の約23倍の面積。エリアを絞って、波を当てに行くことが重要になるので注意しよう。

サンタカタリーナ州ラグーナ町の近くにあるテレーザビーチ。南風が強い日はここだけが風を交わし、いい波になることが多い。
GWの時期ならば、南〜東うねりに反応する南部がベストシーズン。リオデジャネイロから南がオススメだ。ブラジルで生まれたサーフィンカメラマン、ペドロ・ゴメスの意見を参考にしたい。「この時期のサンタカタリーナ州は、初心者から上級者まで、誰もが楽しめるあらゆる種類の波がブレイク。長年にわたりCTイベントが開催されていたインビトゥバや、マイケル・ロドリゲスなどを輩出してきたフロリアノポリス。そして、真っ白なビーチが広がる僕の地元ファロル・デ・サンタ・マルタ周辺など、主要なサーフスポットがいっぱい。ただし日本とは季節が逆になるので、ウェットスーツは忘れずに!」

インビトゥバから近いプライニアビーチ。この周辺は5月~ 10月がベストシーズン。チュービーな波に出会える。このほか、情報の少ないブラジルには、ローカルしか知らない無数の波が点在しているのだ。

わざわざブラジルまで来たなら、海だけではなく観光も楽しみたい。世界遺産に選ばれたリオデジャネイロでは、街のシンボルであるコルコバードの丘をチェック。
GWに狙いたい波はココ!
1.フロリアノポリス
CT選手のマイケル・ロドリゲスの出身地。初心者から上級者まで楽しめる波がブレイク。
2.インビトゥバ
レフトもライトもあるビーチブレイク。サンドバーが決まるとバレルが出現する。
3.ファロル・デ・サンタ・マルタ
メローな波からビッグウェイブまで、ポイントによって、あらゆる種類の波を楽しめる。

編集・文/菅 明美 写真/枡田はやと、アダム・バルトシェスキー、チャド・ジャレイ
[サーフィンライフ2019年3月号掲載記事を再構成]