もうすぐセミドライがデフォルトの時期…


お久しぶりです。スタッフ鈴木でございます。
あと少しでセミドライ、極寒冷地はドライスーツがデフォルトとなる時期となりますね。先日、約7ヶ月ぶりにセミドライに袖を通しました。私の1着は3年落ちとはいえまだまだ柔らかい。ただ、海に入ると昔に比べ軽量になったとはいえ、パドルは少しぎこちなく海水を含みズッシリと重い。体感では5キロぐらい増えたイメージだ。これから数ヶ月はセミドライにお世話になることに、つまりこのズシリと重いこの身体でのサーフィンと付き合うことになる。真冬はこれにグローヴとブーツ、ヘッドキャップもプラスされる。
でも今の時代、楽に乗れるサーフボードは沢山あるし選択の幅は広がっている。ミニシモンズにフィッシュ、ミッドレングスにログ、浮力たっぷりなミニボード系もある。もちろんそういったサーフボードにも乗るのだけれど、2020-2021FWはパキッとしたショートボードで修行したいなと思う。そう、春に身軽になってサーフィンのキレを増したいからだ。
思えば1月からタバコを辞め、3月からダイエットをして6kg体重を落とした2020年。今年38歳になる身体は若い時のママという訳にはいかない。若い時にはやらなかったことをやらないとサーフィンが進化しない、楽しめない。いいんですよ、乗っているだけでも楽しいのだから浮力を上げれば。でもそれには違和感がある。少しでも上手くなりたい、少しでも上手く波を乗りこなしたいのだ。
よく同士でもあり友でもある年下の編集長とサーフィンに行くのだけれど、私のサーフィン歴は18年…以上。歴が長いのだからやっぱり分からせたいじゃない?笑。それならタバコも辞めるし、ダイエットもする。残された道は継続が得意ではない筋トレとストレッチか笑。
刺激しあえる友とのサーフィンが上達への近道。2021年の春夏に思いを馳せて、身体が重いサーフィンも楽しみたいと思う2020-2021FW。
いくら軽量で機能性が高くなったウェットスーツでもドラゴンボールの重しがついた道着と同じ。重い身体で調子が良いサーフィンができれば、きっと脱いだ時に何倍も身体が軽くなりリッピングの威力が増すはずだ。それにしてもプロサーファーはどうしてセミドライにブーツ、グローヴ、ヘッドキャップをしていてもありえないぐらい上手いのだろうか、そもそも身体が重くなればキレが鈍るはずなのに。厚みも幅も長さも変えないサーフボードでサーフィンも変わらない。いつかそんなサーフィンを目指したいな。

Photo:Junji Kumano