リレー形式で繋ぐサーファー像を探る本特集。前回の中村昭太さんからバトンを受け取った大橋海人さんをご紹介します。
大橋海人 プロサーファー
おおはしかいと●1992年、神奈川県生まれ。2013年に開催された伝説の大会、稲村サーフィンクラシックでは優勝。2015 年はWSL日本チャンピオンに輝くなど、世界に近いサーファーとして今後の活躍が期待される人物。
Q1. サーファーの格好良さとは何かを教えてください。
A1. 「波と一緒に遊んでる!」と思わせるサーフィンをする人。
Q2 . サーフィンをする上で心掛けていることは?
A2. 波と一体化できるサーファーであること。そのためにショートボ
ードに限らず、さまざまなサーフボードに乗るようにしています。
Q3 . あなたよりセンスの良いサーファーを教えてください。
A3. 佐藤和也さん。僕が小さい頃からお世話になっている人で、一緒に試合を回り、多くのアドバイスをもらってきました。僕がいろんなボードに乗るのは彼の影響からといっていい。シングルフィンに乗ってもトライフィンの乗り方をする人は多いけど、和也さんはボードに合わせてライディングスタイルそのものを変えてしまう。「試合に勝つよりも、格好いいサーファーであれ」と教えてくれたのも彼。波と調和し、まるで波の上でダンスをしているようなサーファーは僕の理想ですが、彼はそれに近いです。
次回は、日本を代表するベテランサーファーであり、現在はYUサーフボードのシェイパーとして活躍する佐藤和也さんのサーファー像をご紹介します。
写真/朴玉順、高橋賢勇、ピート・リオン、DELTA FORCE SURF 取材・文/菅 明美