鎌倉といえば近年外国人にも.常に観光客とサーファーで賑わいを見せる由比ガ浜の特徴といえば、そのアクセスの良さと周辺環境の充実度。住みたいとさえ思わせる5つの理由をご紹介。
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理由その1 通勤がストレスにならない抜群の立地
鎌倉駅からもほど近く、海岸線には雨や風も凌げる地下駐車場を完備。目の前にはコンビニエンスストアがあり、たびたびメディアで取り上げられる人気の飲食店も点在する。何より遠浅である由比ガ浜の波は周辺よりも比較的メロー。同時に全日本チャンピオンを生み出すほどの実力を備えており、年間を通して多くのサーファーを魅了し続けている。サーファーならば、いつかは海の側へ住みたいという憧れを持つ人も多いと思うが、現実には仕事を簡単に変えることはできない。となれば、会社まで通える距離、家族も快適に暮らせる周辺環境など、おのずと住める場所が限られてくる。そんな中、都心サーファーの移住先として圧倒的な人気を誇るのが由比ガ浜である。
その最たる理由は、海と暮らしが近いことにある。たとえ海の見える場所に家を構えたとしても、自転車を使えば10分程度で鎌倉駅へと向かえる。その逆も然り、駅周辺に住んでも海までは近い。年間を通して多くの観光客が訪れるエリアだけに、電車の本数は多く、都心へのアクセスも容易だ。品川駅まで約40分、新宿駅まで約60分。遅くまで働いたとしても、品川駅を24時に出れば自宅へ帰れるというのも心強い。
理由その2 バラエティ豊かな波がある
サーフタウンとして発展を遂げる由比ガ浜は、休日にはビジターサーファーが多く訪れる人気スポット。それは初心者から上級者までを受け止める由比ガ浜のポテンシャルによるものだ。その魅力と特長について、歴史あるサーフショップ「オクダスタイルサーフィング」の原田さんに聞いてみた。
「そんなに広いビーチではないですが、材木座寄りや江ノ島寄りなど、ポイントによって波の特徴は微妙に異なります。河口が数カ所あるので、地形の変化を楽しめるのも魅力です。また遠浅なのでスロープの長い波が中心。波は小さいけれど年間を通してサーフィンを楽しめる環境です。ロングボーダーもショートボーダーも楽しめるポイントですが、滑川より江ノ島側はショートボード優先地域になっています。子供も多いので、ノーリーシュはNG。ワイドブレイクでピークがわかりづらい由比ガ浜では、1本の波にたくさんの人がテイクオフする場面を見かけますが、ワンマンワンウェイブという、サーフィンの基本的なルールを守って、安全にサーフィンを楽しんでほしいです。ちなみに、由比ガ浜は風が吹いたり、通過した後にいい波がブレイクすることが多いのですが、海には数人しかいないことも。そんな日は、この場所の魅力を再認識しますね」
オクダスタイルサーフィング
原田俊広 1988 年より続く老舗サーフショップ「オクダスタイルサーフィング」の店長。15 歳から由比ガ浜でサーフィンを始め、ショートボード全日本選手権入賞の常連になる。SUP競技でもその実力を発揮し全日本チャンピオンに輝いた。