22歳の誕生日を10月1日に迎えた五十嵐カノア。CTも残すところヨーロッパの2戦とハワイのみ。

10月1日は波乗りジャパンのエース、五十嵐カノアの誕生日(1997年10月1日生)。Kanoa! 誕生日おめでとう。
22歳を迎え今年の目標と語っていたWSL CTのTOP5を射程圏内に捉える6位(34,100pt )につけるカノア。5位のイタロ・フェレイラ(BRA)とは僅か500pt、4位のコロヘ・アンディーノ(USA)とは2,405pt差の状況だ。残された戦いはヨーロッパラウンドの2戦とハワイでの1戦、計3戦。直近の試合は、現地時間3日からウェイティングが始まるクイックシルバー・プロ・フランスだ。昨年は25位と下位に沈んだが、今年はCT初優勝もしており安定感も抜群。日本人にとって、前人未到のCTトップ5への期待が高まる。日本人として唯一参戦するCTにおいて、今シーズンの終わりにトップ10に入れば五輪の出場権を獲得できる。こちらも合わせて注目だ。

サーフィンだけでなく、世界のSHISEIDOのアンバサダーになるなど勢いを増すばかりのカノア。
カノアにとって22歳の1年、どんなサーフィンを我々に魅せてくれるのか、その動向に注目していきたい。

WSL CT今後のスケジュール(日にちは現地時間のウェイティング期間)
Quiksilver Pro France 10月3日〜13日     昨年の成績25位
MEO Rip Curl Pro Portugal 10月16日〜28日   昨年の成績5位
Billabong Pipe Masters 12月8日〜20日           昨年の成績13位

宮崎で行われたISAワールドサーフィンゲームスでは、随所にワールドクラスのサーフィンを観衆に見せつけていた。

カノアがいる場所には常に報道陣と多数のファンがいた。ヒート後のメディア対応の後には丁寧にファンサービスをしていたのが印象的だった。

WSGではテレビ、新聞、雑誌と誰よりも注目を浴びたカノア。年末にトップ10入りからの代表選出が理想であり濃厚。

写真/熊野淳司、スタッフ鈴木 テキスト/スタッフ鈴木