注目の『Back to the Beach 2.0』遂に一般サーファーがインプレッションVol.1

BTTB2.0(Back to the Beach2.0)の性能はいかに??百聞は一見に如かず。いざ、インプレを。


発売から間もないなか、お問い合わせを多数いただき大注目のBack to the Beach2.0(通称BTTB2.0)。そんなBTTB2.0の開発モデル、普通の休日サーファーである木下さん(46歳、体重は63kg)。横に滑れれば楽しく充分だとの長年の考えを変え、このボードとともにアクションできる様になるのが目標だ。彼のボードのディメンションは6’1″ x 21 1/4″x 3 1/16″ (42.8L) 185.4cm×53.98cm×7.78cm。今回は実際にインプレした模様をお届けします

スティッキー・バンプスのワックスを入念に塗って、フィンをチョイスして入水。今回は波のブレイクが速いのでクアッドのセッティングに決定。トライフィンやクアッド、そして今流行りの2+1(サイドフィンが大きく、センターフィンが小さい)などコンディションによって、多くの乗り味を体感できる5プラグなのも嬉しい。


さて、当日の湘南某所の波のコンディションはオフショアが8M以上吹くうえに、水面がボヨつく難しいコンディション。波の方は腹〜胸のショアブレイク気味。雨、風ともに強い時間が多くタフな状況だった。


オフが強く、初めて入るスポットとボードに緊張気味で入水する木下さん。そりゃそうですよね、サーフィンをプロカメラマンに撮影されるだけでも緊張するのに、ボード、スポットと初物づくしですから。。。


早速1本目の波へとパドリングを開始。ボードが変わるとパドリングするポジションが変わるうえ、吹き付けるオフショアが強くボードが降りていかない。そこでサーフボードに接地するカラダのバランスを確認。乗り馴れたボードより「胸の接地する部分が少し前かなぁ」と本人談。

ボードのパドル位置を再度確認した1本目、遂に波をキャッチした。苦手が人が多いバックサイドでもこの動き(最後の数枚はピンボケしてしまい見辛く申し訳ないです)。
まずご覧いただきたいのは、強烈なオフショアに負けず素早いテイクオフをしている点。滑り出しが早く余裕のあるテイクオフがその後のアクションへと繋がっていく。そしてボトムターンはしっかりとレールが入っている。厚みはロングボード並だが、レール付近は落とされているのでレールが入りやすくなっている。トップへ上がりきる前にボードを返してしまったが、レールの切り替えもスムーズな様だ。BTTB2.0が木下さんのライディングをうまくサポートしていると言っても過言ではないだろう。

サーフィンライフ(以下、SL)最初サーフボードを見た感じ、手にした感じはどうでしたか??

木下さん(以下、T.K)最初、提案されたボードのサイズを見た時に先入観で僕にはデカすぎると思いました。でもシェイパーでありボードデザイナーの添田知博さんと話してくうちに、厚みはセンター厚でレールまでぶ厚いわけじゃないってこと、そしてアンダーフローのサーフボードに乗っている人が多いという説明などを受けました。実際にボードが出来上がってみると、デカいとかそんな感じはしなかったですね。

SL BTTB2.0を乗った感想はいかがでしたか??

木下さん(以下、T.K)
入る前はオフも強いし、波もバックオッシュなのかボヨついていて正直、乗れるか不安でした。1本目はボードが降りていかずミスっちゃって…そう言えば添田さんに「少し前目でパドルしてください」と言われたのを思い出し、ボジションを修正したらテイクオフがとても速く驚きました。僕の所有する6’4より速いと体感的には感じましたね。アウトに出る際のパドリングもラクにスイスイ進む感じです。

SL  乗れた1本目から感触が良さそうでしたが??

T.K 素人の個人的な感想だけど、早いテイクオフはやはり余裕を生むなと感じました。そうすると次の動作に余裕が生まれるのか、ボードも思い通りに動いてくれる感じがして。先日まではバックサイドでも横に走って、そのうちスープに捕まる形でしたが、ちょっとだけアクションしている風にできて。自分の中では楽しくサーフィンできましたね。

SL さっき話しに出てきたボードのサイジングですが、木下さんは体重も軽いですが動かしにくさとかはなかったですか?

T.K それが不思議なもので、このセンター厚のサイジングのボードなんて乗ったことがなく、曲がらないと思っていました。あんなアクションで言うのもおこがましいですが動きが軽い!なのにテイクオフが速い。それが乗っていてもとても不思議な感覚でした。

SL BTTB2.0の良さが伝わって(体感できて)良かったです。これから休日の度に乗り込んでもらえたら嬉しいのですが、メインボードになりそうでしょうか??

T.K もちろんです。これからの休みの日はこのボードと様々なコンディションでサーフィンを楽しみたいですね。ちゃんとリッピングできる様に、チャレンジしていきます!!モチベーションが何十年ぶりかに上がったな笑

SL どんな方にオススメですか??

T.K 休日のサーフィンを楽しみたい、歴は長いけれどあまり上手くない、それでもトップアクションを求めたいなんて方には最適だと思いました。ドルフィンスルーも出来たし、波も多くキャッチできるので休日のサーフィンが間違いなく楽しくなると思いますよ!

SL 本日はありがとうございました。次回の撮影が楽しみです!!あっコソ練禁止なんでよろしくお願いしますね笑

BTTB2.0のボードの性能が良さに気を良くしたのか、果敢にスープに当てにいった木下さん。本人曰く、いつもは「僕は危ないのとか痛いのキライだから、いつもはこんなことはしない」とのことで、余程このボードが調子が良く楽しかった様だ。波が崩れてくるのが早かったが、綺麗にボトムターン出来ている様に見える。やっぱりBTTB2.0の性能は申し分ない。

Back to the Beach2.0(BTTB2.0)
全ての休日サーファーに捧ぐ
1本は、よりパドリングがラクに、より速いテイクオフを可能に、よりアクションを簡単に、何よりもショートボードのレングスでより多くの波をキャッチしたいと考えている方々に向けた1本となっている。サーフィンライフのテクニック特集とともにマストなボードだ。

こちらに興味が湧いた方、さらなるボードの情報はこちらをご覧ください。
木下さんはリッピングできるのか?? 今後も連載になっていきますので、皆さんご期待ください。

おにゅーのサーフボードにワックスアップ。サーファーが一番テンションが上がる瞬間です。

木下晃尚●きのしたてるひさ/1973 年東京都生まれ。旅行代理店STW(エスティーワールド) 勤務の週末サーファー。サーフィン歴は22年で世界中の極上ブレイクに乗った経験を持つ。長く横に滑るだけで満足から、長く波に乗りつつアクションを入れる サーフィンを46歳にして目指すことを決意。目指せ、リッピング!


撮影/熊野淳司 文/スタッフ鈴木

今までのBTTB2.0の過去記事は下記より

Back to the Beach2.0(BTTB2.0) いよいよ10月19日土曜日受注開始!

いよいよサーフィンライフ・オリジナルボードBTTB 2.0が完成間近!そのボードの詳細とは??(Back to the Beach2.0/バックトゥザビーチ)

噂のボードが帰ってくる‼︎ BTTB 2.0晩夏に発売予定。