死角の多いボトムターンから入るターンの特徴を抑える
テイクオフ直後に迎えるボトムターン。バックサイドでは背中越しに波を見ることから、進行方向に対する視野が狭いことが特徴となる。そのため行くべき波のトップを見るには、首を振り、身体も意識的に開く必要がある。その次のアクションとなるトップターンでは、広い視野を持って波と向き合える。行くべきところが視野に入っているため、ターンの動きに目線も身体も追随させやすい。こうした特徴を理解しながら、バックサイドのターンをマスターしよう。
トップターン
目線をボトムに向ければ、身体はあとからついてくる
波のトップに上って行く途中で後ろ足を抜重しつつ、目線をボトムに向けながら、開いた腰と肩をテイクオフの体勢に戻せば、今度はボードが下へと向かう。バックサイドのトップターンは、フロントサイドに比べてあまり動作を意識しなくても、身体が波の下方へ向きやすいため目線をリードにすればアクションに結びつく。再び波を滑り降りるときには、テイクオフのときと同じく、しっかりボトムを見ながら前足に荷重をしてスピードアップを図ろう。
ボトムターン
焦って横へ走らず、まずはしっかりボトムへ降りる
ボトムターンへの入り方はバイクと同じで、まずはスピードがついた状態から曲る方向へ目線を送りつつ身体を傾ける。大事なのは、テイクオフからボトムまで降りきってきちんと加速すること。すぐに横へ走ってしまい初速が足りないと、バックサイドでは膝を使った調整が難しいため失速しやすい。テイクオフからスピードに乗って、身体を傾けつつ、腰と肩をトップへひねりながら後ろ足を踏み込めば、サーフボードはさらに上へと向かう。
波の上下をターンでつないでグングン加速していうこう。
バックサイドのテクニックについて詳細はコチラ↓
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写真/高橋賢勇 取材・文/高橋 淳 ライダー/高梨直人
[サーフィンライフ2019年1月号掲載記事を再構成]