サーフィンのお悩みを仲村拓久未プロが解決  Vol.10 カットバックのコツVol.2

Q.カットバックでスープまで戻れないです。効果的な練習方法はありますか?

A.スケートボードを活用しよう
「カットバックでボードを返す瞬間には、戻りたい波の方を向いてないといけません。スープまで戻れない人は、ボードを返すことに意識がいってしまって、次を想定した目線誘導ができていないのかも。腰を落としてレールを波側に入れ、目線と腰、肩の動きで誘導するのはターンと同じ要領。スープに戻れない人の場合は、その後の動きや目線を見直す必要がありますね。海で の反復練習は難しいので、スケートボードでその感覚を身体に覚えさせるのは効果的。波乗りと同じフィーリングの「カーバー(スウィングするトラックのボード)がいいと思います」下のシークエンスでもわかる通り、目線は常に次にボードを運ぶ場所を見ることが重要だ。


TEACHER
仲村拓久未プロ
なかむら・たくみ●1996年生まれ。三重県出身。16歳でプロデビ ューし、19歳でJPSAのグランドチャンピオンに輝く。アグレッシブでスタイル溢れるサーフィンが持ち味。現在は拠点を湘南・鵠沼に移し、サーフィンスクール事業を展開するなど、幅広く活躍している。

こちらの掲載内容は2021年サーフィンライフ9月号を再編集し掲載しております。