サーフィンのお悩みを仲村拓久未プロが解決  Vol.8 パドル、アグレッシブなサーフィンをするコツは?

Q.サイズが大きくなると、 すぐに疲れてパドルが遅くなります

A.波に慣れることも大切
「すぐに疲れるのは、単に体力がないからかもしれません。その場合は日常的にトレーニングを取り入れて基礎体力を上げることで、かなり改善するのでは? もしくは何度も大きな波を経験して、波に慣れるというのも手です。僕もハワイのビッグウェイブを体験したばかりの頃はとても疲れていたし、体力も奪われた記憶があります。でも、何度もハワイに足を運んでサーフィンをしているうちに慣れていきました。まずは波に慣れましょう」


Q.アグレッシブなサーフィンをするコツは?

A.身体とボードの連動が肝に
「身体だけが動いていて、ボードが追いついてないのかもしれません。ボードと身体の動きが連動せず、後からボードが付いてきている状態だとアグレッシブには見えないし、そもそもボードを動かせていないことになります。個人的にはリラックスしたサーフィンの方がかっこいいと思うので、アグレッシブさをあまり意識したことはないんです。波と調和するサーフィンが大 切。たとえ同じ波に乗っていても目線や手の動き、ボードを走らせる位置も人それぞれ。それがスタイルでもありますが、気になるなら友人や家族にライディング写真や映像を撮ってもらっては? 自分のサーフィンを分析して、希望とする形に改善していくといいと思います」


TEACHER
仲村拓久未プロ
なかむら・たくみ●1996年生まれ。三重県出身。16歳でプロデビ ューし、19歳でJPSAのグランドチャンピオンに輝く。アグレッシブでスタイル溢れるサーフィンが持ち味。現在は拠点を湘南・鵠沼に移し、サーフィンスクール事業を展開するなど、幅広く活躍している。

こちらの掲載内容は2021年サーフィンライフ9月号を再編集し掲載しております。