ビーチブレイクで波を左右するサンドバーは神秘的/サーフィンライフスタッフ 鈴木

伊豆の海
(伊豆の海、この写真でも透明度だけはわかっていただけるかと思います)

高校野球、金足農の吉田選手なみの連投で失礼します。
あんな感動を与えるピッチング=いい投稿はできていないサーフィンライフスタッフの鈴木です。
いい投稿ができるように精進していきます。

さて、太平洋側の広範囲に台風からのグランドスウェルが届いているとの噂があり仕事どころではない方も多いのではないでしょうか。でもいくらスウェルがあってもビーチエリアの波の良し悪しは地形(サンドバー)次第ですよね。

先日、伊豆に行く機会があり水の綺麗さも相まってボトムのサンドバーがとても綺麗でした。普段入っているホームスポットでは残念ながら透明度の関係で底が見えにくいので、あんな素晴らしいサンドバーを見られる機会はなかなかない貴重なもの。防水カメラ等を持っておらず撮影はできなかったのですが、自然が作り出す模様に引き込まれてしまいグッドウェイブを数本スルーしてしまったほどです。

サーフィンは遠い沖合で生まれた風波が岸の浅瀬にぶつかりブレイクします。その中でリーフ(岩礁)でブレイクする波と違いビーチブレイクは全てサンドバー次第、潮の満ち引きや強い波が来たり、天候、風などでコロコロと状況が変わるのが特徴。なんといっても砂なので軽く様々な影響を受けやすいのです。前回行ったいい地形の所がブレイクしていない、なんてこともビーチブレイクあるあるですよね。
深い地形ではウネリだけがあっても波は岸まで一気に到達し、ショアブレイクのみのノーサーフコンディションになってしまいます。ビーチブレイクでは、ウネリとともに海底のサンドバーの形成もサーフィン出来る波がブレイクするための重要なファクター。どちらかがひとつ欠けてもサーフィンをすることができないのです。
ビーチブレイクではこの絶え間なく移動するサンドバーが形成する地形に私たちは一喜一憂しているのです。

よくよく考えてみるとすごい偶然のうえで成り立っているスポーツですよね。

普段、なかなか注目しないサンドバーですがもし見える透明度がある場合は、次回サーフィンをする際にじっくりと見てみてください。自然の織り成す造形美はとても美しいです。