Back to the Beach.ベストライディングへの道 Vol.3

ビーチサイドで話題沸騰中の”Back to the Beach”ベストライディングへの道!
15年のブランクを経てサーフィンに復帰した竹内大介さん。前回は頭の中の華麗なライディングイメージとは裏腹に、体力不足と15年の間にワガママバディに変化してしまったことによりKO負け。 リベンジに燃える大介さんは、なんと数十年吸っていたタバコを辞め、糖質制限を開始。撮影までに体重も2kg減量。サーフィンに対するアツイ気持ちが再燃し、遂にテイクオフし横へ走った模様をVol.2ではお届けした。本格的にサーフィンへ復帰しあの頃の様にリッピングをすることを目指す模様の第3弾をお届けする。

前回のVol.2でテイクオフして横に滑れるまでになった大介さん。気をよくした同日の2R目は千葉南屈指の某スポットへ。遂に、Back to the Beachモデルの真価を発揮することになったのだろうか。

撮影クルーは昼食をとり、一路北上し別のスポットをチェック。そこには先ほどまでのコンディションが嘘の様に、しっかりとしたパワフルなブレイクが。数分の波チェックを終えると、カメラマンより「ここにしましょう!」との声。

鬼軍曹はその際の大介さんの顔を見逃さなかった。

波予報とは裏腹になぜかいきなりサイズアップ。波のコンディションはゆるいサイドオンからオフにコロコロ変わる。横へのカレントが相当強く、波数も多いハード気味の状況。
肝心のサイズは肩〜頭、セット頭オーバー。

1R目で体力を使い、この流れ、このサイズ、そしてこの寒さと、大介さんの目からやる気が感じられない。そりゃそうですよね、だって経験者だからこのコンディションの辛さがわかりますもんね。
しかも1R目で水中で差し歯が抜け紛失。テンションが下降気味。
一方、相棒の岩田さんは、恐れ知らずでやる気満々。このサイズは経験したことがなく、ひとり盛り上がっている。


ここで大介さんから「ちょっとトイレ行ってくるっス」と一言。
撮影準備も終わり、待てど暮らせど戻って来ない。まっまさか・・・バックレか。と思っているとトコトコ戻って来た。かっ顔が険しい。すでに教会へと歩を進めているようだ。

鬼軍曹がベホイミでもできれば良いのですが、そんな能力はないので竹を持ち目で訴えかけた。
「諦めたらそこで試合終了ですよ」
濡れて重く、そして着にくくなった重いウェットスーツに袖を通し、いざ海へ。

結果、一瞬でスープの中に姿が消えドルフィンスルーを連発、左、左に流されて約2分30秒ほどで、溺れかけた岩田さんと仲良く浜に打ち上げられる。


生還できホッとする2人。

今回は、カラータイマーも作動せず。鳴らず、光らず即、浜に帰還。教会行きとなった。

やはり1R目で体力を使い果たしてしまったことが原因だろう。サプリのお陰でいつも以上に前半から飛ばしていたし力も出ていた。

やはり問題はパドリング力、持久力の2点。

大介さんもその事を痛感。いかにボードの調子良くてもパドリング力がもう少しついてこないと、このサイズはどうにもならない。

パンダ座りアゲイン。

岩田さんは2回目のゲットを試みるも、数分で100M以上左に流され危うく岩に激突しそうになり、今日はゲームオーバー。岩場に飲み込まれ流血したら笑えないので、病院送りにならずに一安心。

それでもこの波にチャレンジして発見もあった。他のスタッフが借りてみたところ、サイズがあっても予想以上にボードがドルフィンスルー=ダッグダイブしやすいこと。波のターゲットは腰〜腹、胸をターゲットに膝モモから頭サイズまでをカバーできるようにデザインしてもらっているが、この厚みがあっても苦にならなかった。
波にサイズがあってもボードがクイックに反応してくれるので、操作性も高く思い通りのラインを描く事ができる。大介さんもパド筋が復活すれば、間違いなくスムーズにリッピングへと到達できるだろう。

 

大介さんの名誉の為に補足するが、沖は相当に良い波だったがゲットはハード。横への流れが強く、正直言って他のスタッフもかなり気合いを入れアウトに出た。具体的に言えば湘南の台風スウェルの様な感じで、波自体にパワーがあり、波数も多く厳しいコンディション。鬼軍曹も最後の方はパドル力が尽き、一兵卒になりかけた。

それでも、このサイズを経験できたことは大きいし、横へも走れて希望に溢れた1日となった。
次回は年末、1泊2日の短期サーフィン合宿の模様をお届け予定。

場所は・・・天気図と睨めっこ中。ご期待ください。

2018、平成最後の年末に、果たして大介さんはリッピングできるのか??
Vol.4に続く。

綺麗なサンセットを眺めながら、みんなで反省会。ビギナーからカムバックサーファー、万年中級者までレベルは違えど、今日の最高な1本、もっとこうした方がいいなど話題は尽きない。

さり気なく沈む夕日を見て♩悔しくて泣いたあの涙を腕で拭いさり誓った あの日あの時の夢を今も見ろ♩
なぜかケツメイシの夕日が頭の中でグルグル。次こそはリッピングだ!!

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