初心者サーファー必見連載 Welcom to the SURFIN’LIFE.テイクオフへの道 Vol.1

     (見た目はしっかりとサーファーのビギナー岩田さん)

大好評の連載企画、Back to the Beach.ベストライディングへの道。
そのスピンオフ的な企画として30歳OVERのサーフィン・チャレンジ企画、Welcom to the SURFIN’LIFE.テイクオフへの道。が連載開始。
この連載はBack to the Beach.に登場するブランクサーファー竹内大介さんの同僚、岩田翼さん32歳のサーフィンチャレンジ企画。30歳を過ぎ、なかなかサーフィンにチャレンジしたいけど、決心がつかない方に特にご覧いただきたいこの連載。

実際のリアルな姿をお届けいたします。
Let’s Go Surfing.

普通はビギナーがサーフィンをスタートしない冬場にサーフィンデビュー。この後どうなることやら。


ここで岩田さんのプロフィールを改めて。
岩田翼●都内在住の32歳。竹内さんと一緒に会社を経営し、数多くのメディアに携わり、小誌ウェブディレクターなども務める。竹内さんに触発され2018年12月2日にマイボードを購入しサーフィンデビュー。目標は高くケリー・スレーター。まだケリーとの距離は地球と銀河系の果てぐらいの差が笑。怖いものしらずのキング・オブ・ビギナー。趣味は愛車ビンテージ・マスタングでのドライブとスケートボード。

180cm超える長身で体重も60キロ台と軽い岩田さん。鬼軍曹に借りた8ftのスポンジボードでサーフィンにチャレンジし、波に揉まれ、その難しさ楽しさに目覚める。その2日後にはビギナーには少し短いソフトボード(5’5″)を6’4″ぐらいのボードがいいよ〜とのアドバイスを無視し、見た目だけで勝手に購入 笑。

スタッフよりサーフィンライフ・オリジナルボードではないことに非難が殺到したことは言うまでもない。
ですが、これには深いワケが・・・。

Back to the Beach.モデルがビギナーにも調子が良いのはわかっているのですが、限定10本のため鬼軍曹も欲しいことから、お前にはまだ早いと言われ、尚且つオーダーには2ヶ月ほどかかるので早く始めたい一心で、取り急ぎ流行りのソフトボードをゲットした次第。
さらに寒さに弱い岩田さんは最新のロングチェストジップ仕様のウェットスーツも大人買い。
防寒具も揃えていよいよ本格的にサーフィンデビューを果たした。

基本的に陸トレはせず、サーフィンライフのテクニック号を熟読。イメージを膨らませとにかく時間を見つけては都内から海へと通う岩田さん。
彼自身、スケートボードをやっているので横乗りの感覚はあるのだが・・・
パドルがグラグラ、なかなか思うように進まない。

テイクオフ時に波のスピードに合わせられず(パドル力不足で波に置いていかれる)どうしてもパイプのケリー並にレイトドロップとなってしまう。あえてテイクオフを遅らせるのは超高等技術だが、岩田さんはまだパドル力が足らないのでリップとともに発射されてボトムでこらえてどうにかテイクオフをメイクする感じだ。

初心者のブチ当たる壁、パドル、テイクオフ、ボジショニングの壁に教科書通りにハマっている。
それでもひたむきな努力で、数回目にしてひとりでテイクオフ出来るところまでになってきた。

やはりボードの性能に関わらず、まずパドル力が重要と再認識。

ビギナーはスープでボードが押される、滑ることを感じながら立つことから始めて、その次はパドリングに重点を置くのがいいだろう。
あの11×CTチャンピオンのケリー・スレーター氏でさえ、パドリングが重要とインタビューで語っていたぐらいだから。

サーフィンライフ9月号、パドル、スタンス、テイクオフはソールドアウトなので、
ウェブで公開されているページを参考にしてほしい。小誌ホームページの検索部分からテイクオフ、パドルなどのキーワードで検索してみてくださいね。
https://surfinglife.jp/technic/3848/

どの波に乗れば良いのか、ポジショニングがわからず苦労していた岩田さん。同じサーフスポットでもその日その日でコンディションが違うので、まずは基礎をちゃんと頭に叩き込んでおけば海で冷静に判断することができる。

30代以上から始めるのであれば、スマートに行きましょう。


何はともあれ、サーフィンの始め方は
・スクールに通う
・知り合いでサーフィンをしている誰かに教えを請う
・独学でやっていく

上記の3つがあると思う。上達スピードは人それぞれだと思うし、どれが正解とかはないと思う。
だけれど、上の写真を見てもわかる通り仲間がいるとサーフィンの楽しさは2倍、3倍になっていく。

例えば海に入る前の会話は
岩田さん「どこ入るのがいいっすかね??」

大介さん「今日はちょっと流れあるからな、ポジショニングが難しいかもな」

岩田さん「あっちっすか? 波も優しめのサイズなので、とにかく特攻します!!大介さんもそろそろ上級者だった片鱗見せてくださいよ笑」

大介さん「💢」

沖では
岩田さん「さっきのライディングみました??」

大介さん「いやっ見てね〜な。いつものパーリングだろ??」

岩田さん「いやっメイクしたっす。ショボいっすけど、横に走れました」

大介さん「いや、証拠がね〜からな笑、波の上から落ちただけだろ??」

岩田さん「いや、鬼軍曹が陸から見てたはずっス」

 

セットが来れば、早い波、ダンパーの波にも関わらず
大介さん  「ゴーゴーゴー岩田ゴー」

結果・・・下の写真の様に・・・
大介さん 「ニヤリ、横に滑るのは100年早ぇ〜から。パドルからやり直して来い」

などなど、たわいもない会話をしながらプッシュしあっている。
ビギナーであれ、カムバックサーファーであれ、上級者であれその光景は同じ。
行き帰りの道中を含め、個人スポーツだからこそ仲間が重要だなと思う。

やっぱり同じレベル位の仲間がいると上達のスピード、ずっと続けていくモチベーションにも違いが生まれるはずだ。

スクールに通うにせよ、一人で始めるにせよ、同じレベルくらいの仲間を作ること。またはサーフ歴が長い人と一緒に行けるのがベスト。海沿いのショップに拠点を設けるのもいいし、同じスポットに通いまくり、ローカルと仲良くなってもいい。ひとりでも楽しいが、仲間がいるとさらに楽しいし長く続ける秘訣でもある。

 

頭オーバーの波の洗礼と、横への強い流れでゲッドできずともこの笑顔。サーフィンの楽しさにハマったら上達も早い

その他にも下記の3つも大切
1.波のコンディションは多少悪くても空いている海でサーフィンをしよう。
2.サーフィンライフを年間購読しよう。はい、完全に営業ですね笑 でも役立つ情報が満載なんです。
3.このボードから始めよう。はい、またまた完全に営業ですね笑 でも本当に良いボードなんです。初心者だからこそボードの性能に助けてもらいましょう。

ぜひ、春にはサーフィン体験を。


写真/熊野淳司 文/スタッフ鈴木

サーフィンライフ フルカスタムサーフボード「Back to the Beach」 モデル徹底解説