サーフィン好きのオススメ映画・音楽・文学 【vol.4】

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江部寿貴さん 編集者


江部寿貴

1977年、東京都生まれ。数々のメンズファッション雑誌の編集部勤務を経て、雑誌『オーシャンズ』創刊に参画。現在は同誌の副編集長を務めている。サーフィン歴は20年にわたり、最近では40手習いとして釣りとスノーサーフィンを始めた。

 

クソ忙しい日々が続く夜に、自宅か近所の飲み屋で酒に酔いながら。目的地が海ではない旅の機内や旅先の宿で。海をテーマにした活字を目にすると、ほんの少しだけ、救われた気持ちになるのです。あるいは東京サーファーにとっては至福の、自宅から海を目指す約90 分の車での移動時間。そこでカーステレオから流れてくる音楽が心地良いのなんの。

スナップス

スナップス粋な波乗りとは? 粋なサーファーとは? 不世出のサーフコラムニスト・大野薫氏による独特な文体でそのすべてが記されています。先輩編集者で東京サーファー古谷昭弘さんのあとがきも必読。こんな原稿が書けるようになりたい!

白いサーフボード

白いサーフボード

骨太なノンフィクション作家・柴田哲孝氏が、 日本で初めてサーフボードを作ったサーファー、高橋太郎の伝説的半生を描いた作品。最初の数ページで、波に乗ることの麻薬的魅力の核心と本質が見事に表現されています。

東京奇譚集

村上春樹の東京奇譚集
村上春樹氏の短編集。そのなかの一編『ハナレイ・ベイ』はサーファーの息子を亡くした母親の物語。“春樹節”で書かれた主人公と登場するヤングサーファーとの掛け合いを読んでいると、不思議とサーフトリップに出かけた気分に。


[サーフィンライフ2018年11月号掲載記事を再構成]

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