リレー形式で繋ぐサーファー像を探る本特集。前回の稲葉玲王さんからバトンを受け取った田中英義さんをご紹介します。
田中英義 プロサーファー
たなかひでよし● 1986 年、千葉県生まれ。東京オリンピック会場の志田下をホームポイントとし、中学生の頃からプロとして活動。JPSAの大会では2 度のグランドチャンピオンに輝く。千葉が生んだサーフスターのひとり。
Q1. サーファーの格好良さとは何かを教えてください。
A1. 常に自然と触れ合っているからか、ナチュラルな人が多いこと。
Q2 . サーフィンをする上で心掛けていることは?
A2. 波が悪くても、海に入れる時間が少なくても、とりあえずはサーフィンするようにしています。2~3本だけ乗ろう、と軽い気持ちでいいから毎日継続することが大切。とはいえ、そう思いながらパドルアウトすると結果的に数時間入ることが多いです。
Q3 . あなたよりセンスの良いサーファーを教えてください。
A3. 山戸涼間くん。彼は湘南のアマチュアサーファーで今年の冬に初めて出会ったんですが、「上手いじゃん!」と思いましたね。まだ若いと思いますがライディングはガチャガチャしてなく、力みもなく、落ち着いた雰囲気。それが格好いいし、外国人サーファーのスタイルに似ているなと思いました。波とタイミングを合わせるのも上手だし、これから注目されていくんじゃないかな。
写真/朴玉順、高橋賢勇、ピート・リオン、DELTA FORCE SURF 取材・文/菅 明美