軽やかに沖へ!パドルアウトのコツ2つ

海の流れを上手に使って力を使わず沖に出る

うまいサーファーを見ていると、あっという間に沖へ出ていく。彼らはパドリングが速いこともあるが、ビーチに向かって押し寄せた水が沖に戻る流れ、カレントを利用してパドルアウトしているのだ。カレントを見つけるには、海を
よく観察すること。

海面を注意深く見ていると、波が割れた最後のあたりに、白い泡が沖に向かって消えていくのが見えるはず。そこにカレントはある。さらに、海には波がブレイクしているところがたくさんあるにも関わらず、まったく波立たない場所がある。そこにもカレントがあると考えられ、上級者のサーファーはそうした場所を見つけるのがうまい。

やみくもに海に入るのではなく、はやる気持ちを抑えて、その日の状況をしっかり観察してからパドルアウトすることが、いち早く波に乗れることにつながっていく。

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パドルアウトのコツ1

沖へ向かう「カレント」を最大限に利用する

沖へ出る際、セットと呼ばれる何本かの大きな波がくるタイミングを待つことを意識したい。セットの最後の波がブレイクした直後にパドルアウトをすれば、押し寄せた大量の水が戻る流れ(=カレント)に乗れるからだ。また大きな波がブレイクしたあとはしばらく波が来ないことが多く、穏やかな海でパドルアウトできる可能性が高い。

パドルアウトのコツ2

ビーチから沖までの最短距離を探す

湾曲したビーチでは、岬や堤防の先端付近など、岸からすぐに沖に出られる場所がある。ムダな体力を使わないためにも、陸の地形も観察してみよう。サーフィン中に波がブレイクする場所にきてしまったら、ライディングをしてくるサーファーの邪魔をしないためにも、一度ビーチに上がり、再びエントリーした方がいい場合もある。

 


[2019年5月号掲載の記事を再構成]