レイデイ続きのWSL CT STOP2ベルズ。どうやら明日よりソリッドなスウェルが到達し再開されるようです。やはり見たいのは、これぞベルズ、のクラシカルブレイク。ROUND2までが消化されたウィンキーポップもいい波っちゃいい波ですけど、やっぱりアウトのリンコンピークからブレイクするフェイスのある波でのビッグカーヴィング、途中タルくなるセクションをつないで、つないでの、インサイドボウルでのクローズアウトセクションでどーーーんのサーフィンです。あ、訳がわからない人、ゴメンナサイ 笑
さてこのベルスですが、ハリウッド制作のサーフィン映画の傑作「ハート・ブルー(原題:Point Break)」のラストシーンの場として登場しているのは、40歳〜アラフィフのサーファーであればご存知の方多いっすよね? リメイクはイマイチでした…。
ここからはネタバレなので、ご注意!
ラストまでストーリーは割愛しますが、指名手配犯のサーファーで銀行強盗のボーディー(パトリック・スウェイジ)を追いかけるFBI捜査官のジョニー・ユタ(キアヌ・リーブス)にとうとう逮捕の瞬間が訪れます。そこでボーディーが放った言葉が、「分かった、逃げるのも疲れた。もう捕まるよ、でも檻に入る前に一度だけこの波でサーフィンやらせてくれ!お前もサーファーなら分かるだろ?50年に一度の大波なんだぞ!」と懇願するボーディー。うーん、ONLY SURFER KNOWS THE FEELING。感動
沖へとゲットし、ビッグウェイブにテイクオフしたボーディーはワイプアウト、波に飲み込まれそのまま海へと消えて行きます。そしてそのサーフィンを許したジョニー・ユタはFBIバッチを波打ち際に投げ捨て去って行く….というのが、何ともシビれるエンディングなんですが、なんとこれには驚愕の続きが!
ワイプアウトしたボーディーですが、実はどセットを喰らいながらも何とか海面に浮上したんです。驚くのはその後。なんとニュージーランドまでパドルし逃亡に成功、マジ、ヤベェ!。 そして26年後、懲りずに銀行強盗を再犯し、とうとう捕まってしまうという….。なんじゃ、ソレ笑 英語読める方、どうぞこちらを。しかし、よく考えるな〜
ラストのワイプアウトシーンはCGではなく、実写。スタントを演じたのはカリフォルニア出身でビッグウェイブサーフィンのパイオニアの一人のダリック・ドーナー。本作の他にも多くの映画にサーフスタントとして出演しています。伝説的なビッグウェイブコンテスト「エディ・アイカウ」の招待選手でもあるんです。ビーチブレイクでのサーフシーンのスタントはアーチーことマット・アーチボルドでした。では最後の最後でもう一つ驚愕の事実を。ワイプアウトシーンが撮影されたのはソリッドなベルズ、ではなくワイメアです。この話をサーフィンライフ歴10年以上、30代半ばのスタッフ鈴木に話した所、何と見ていない! 笑 これも驚愕の事実..。では、I’ll see you in the next life!!!
Text : Yasuyosi Ogawa