休日はステイホーム??波がない時はサーフボードリペアを簡単にしちゃいましょう。


こんにちはスタッフ鈴木です。4/10日には最新号のサーフィンライフ5月号も発売になるので、ぜひご期待ください。
さて、海外では新型コロナウイルスの影響で外出禁止令が出たり、ビーチが封鎖されてしまったりと困難な状況にあります。日本では法律上そこまでなることは考えにくいですが、家にいる時間が多くなる今のうちにサーフボードをリペアして来たるコロナ終息、ビーチで思いっきりサーフィンできる日に備えましょう。今回は気軽に直せるソーラーレジンを使用します。(粉塵も出ますので屋外で作業しましょう)

「PU」ポリウレタン素材のサーフボード編(EPSはレジンの種類が違います)

必要な素材
1.ソーラーレジン
2.サンドペーパー(#80#120
3.耐水ペーパー(#80#320#600
4.マスキングテープ
5.ガラスクロス

あると便利なもの
6.キッチンペーパー
7.ビニール手袋
8.UVライト
9.ペーパーがけの際のブロック
10.コンパウンド
11.サランラップ

1.まずは水気を乾燥させる
フォームまで達した傷は、よく乾燥させましょう。水分があるとその後腐食、最悪な場合は剥離する可能性もあります。今回の傷はノーズなので、ノーズにキッチンペーパーを巻き1日、さらに外して5日ほど乾燥させました。(その際には傷を下にするようにします。今回はノーズを下に立てかけました。)

2.傷が乾いているかを確認しサンドペーパーで傷をつけながら削る
周囲にマスキングをし傷の周辺を確認しながら、サンドペーパーで傷をつけます。写真では一回マスキングを取っていますが、傷より指4本分くらい大きくマスキングします。この時に砂なども取り除き、しっかりと乾燥していることを再度確認しましょう。傷より大きめに削るほうが上手くリペアできます。

4.傷をソーラーレジンで埋め、ガラスクロスを重ねる
日陰でソーラーレジンを塗り、ガラスクロスを重ねます(その際ガラスクロスは表面でなく、少し内側に入れるように圧着します)。再度ソーラーレジンを上に塗りしばらく日光、またはUVライトに当てます。ソーラーレジンはUVによって硬化しますので作業の際は日陰で。UVライトがあれば太陽がなくても作業できます。

5.耐水ペーパーで余分な樹脂やクロスを削る
乾燥したら耐水ペーパーで削っていきます。その際もマスキングをすると削らなくていい部分を削るのを防ぎます。粗目から番数をあげるのですが、少しづつ傷の状態を確認しながら作業しましょう。

6.完成。しっかりと直したい方はこの後、ホットコートをすればさらに完璧クオリティの高い仕上がりを求める方はこの後ホットコートをしてさらにコンパウンドで磨けば完成です。

鈴木レベルでは傷が埋まればいいのでこのクオリティですが、集中して直せばかなり綺麗になります。ただ、フィンボックスや大きな傷、穴などはプロにお任せした方がいいですよ。綺麗にしっかりと直り、ボードの寿命も長くなります。

日頃からしっかりとサーフボードをチェックし、傷がないかチェックしておくとザ・デイの際にボードがないっなんてことを防げるので家で時間があるときにちゃちゃっと直してしまいましょう。
このタイミングでワックスオフもしちゃいましょう!!

大変な日々が続きますが、家にいても大好きなサーフィンを思うと心が明るくなるもの。今はザ・デイを待とう!


写真/文 スタッフ鈴木

ワックスもそろそろコールドからクールへ衣替え!スタッフ鈴木的ワックスオフ方法!

 

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