先日12月7日、財務省より2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピック競技大会を記念する貨幣硬貨のデザインが発表された。大会開催直前までに、4回に分けて37種類発行することとしており、今回は第二弾の図柄の公表だ。空手、スケートボード、スポーツクライミングなどのデザインの中で、サーフィンライフ的にやはり気になるのはサーフィンの図柄…..。
画像:財務省
なるほど、トップターンからレールを入れようとしているのが分かる、左手でしっかり動きをリードしている、クセのないきれいなフォームだ・・・。
見た瞬間にピンと来た・・・・あれ・・・このシルエットはどこかで見たことあるような・・・!?
ここまではっきりとした図柄、サーフィンを知っている人でない限りは、フリーハンドで描けないだろう。
例えばアメリカのプロバスケットボールリーグNBAのロゴマークのシルエットはジェリー・ウェストという当時レイカーズに所属していたスーパースター選手だというし、メジャーリーグのMLBのマークもモデルがいるという話がある。この硬貨もシルエットのモデルにしたサーファーがいるに違いない!誰だ、このサーファーは??知りたい、知りたいの情熱がフツフツと沸いてくる、意を決して(笑)このモデルが誰なのか、調べてみることにした。
ライディングの特徴は?
まず、手がかりとなるのが・・・
・レギュラースタンス
・ハンドアクション(特に右手)
・スタンス
・デッキパッドを付けている
・ボードはやや幅広
・髪の長さは短め
・ウェットはシーガル
以上の条件を踏まえて、以下の3人ではないかと勝手に推測。
ケリー・スレーター
右手がな〜、特に親指の開きがケリーなんだよな〜、KINGだしな〜???
ジョエル・パーキンソン
左手、足の感じがな〜、クセのないフォームといえばなぁ〜???
五十嵐カノア
オリンピックだしな〜、でも髪の長さ違うな〜???
さて、この中に正解はあるのか?真相を確かめるために、どうせ答えてくれないんだろうな、なんて思いながら、恐る恐る問い合わせ先の財務省の理財局に電話をしてみた。
財務省に直撃!
サーフィンライフ(以下SL):「もしもし、わたくしサーフィンライフというサーフィンの専門雑誌の編集部の者ですが。2020年の東京五輪の記念硬貨についてお伺いしたいことがございます。」
財務省(以下財):「はい、どうぞ」
SL:「ありがとうございます。先日記念硬貨のデザインが発表されましたが、サーフィンの図柄について、モデルになった人物はいるのでしょうか。」
財:「いえ、特にこの人をモデルにしたというわけではございません。いくつかのサーフィンの画像を参考に特定の人物とわからないようにデザインしました。」
SL:「なるほど・・・その参考にした選手が誰かは・・・」
財:「特定の人物ではありませんね。」
SL:「あ、そうですよね~!実は、このシルエットが、ある選手に似ているなあ~と思いまして、モデルにしたのかな~と。ははは。」
財:「そうなんですね~はは。」
SL、財:「あははは……」
*財務省理財局の担当者の方はとてもご丁寧にお答えいただきました。ありがとうございました。深謝。
では、モデルは一体誰なのか・・・!?
結果としては、上記の会話のように、特定の人物をモデルにしたわけではないとのこ回答だった。しかし、いくつかを参考にしたとのことなので、その中に候補の3人の誰かがいるのは可能性は高い、でも真相は分からなかった。しかし、はっきり言おう、モデル名は、ケリー・パーキンソン?(笑)
皆さんは、誰がモデルだと思いますか?このライディングスタイルにピンときたら、サーフィンライフ公式サイトの問い合わせ欄、SNSのDMよりご一報くださいませ!ただし、特にプレゼントなどはございませんのでご了承ください。(笑)
東京五輪記念硬貨について
◯千円銀貨幣は、金融機関等の窓口における引換えは行わず、独立行政法人造幣局からの通信販売となります。
◯申込受付期間は2019年1月31日(木)から3週間程度です。申込方法等の詳細については、2019年1月30日(水)17時以降、造幣局のウェブサイト(https://www.mint.go.jp/)において公表予定です。〇販売・申込方法等に関する問い合わせ先(2019年1月30日(水)17時以降)造幣局ハローダイヤル(電話:050-5548-8686・受付時間 午前8時から午後9時、年中無休)
〇百円クラッド貨幣は、金融機関等の窓口において額面価格により引換を行います。引換開始日等の詳細は、2019年6月頃、財務省から発表します。
その他詳細は財務省の公式サイトにてご確認ください。
https://www.mof.go.jp/index.htm
取材・文/スタッフ小川・田中