Back to the Beach.ベストライディングへの道 Vol.2

Back to the Beach.ベストライディングへの道

ビーチサイドで話題沸騰中の”Back to the Beach”ベストライディングへの道!
15年のブランクを経てサーフィンに復帰した竹内大介さん。前回は頭の中の華麗なライディングイメージとは裏腹に、体力不足と15年の間にワガママバディに変化してしまったことにより、カラータイマー※が1分半ほどで作動。ぜぇ〜ぜぇ〜言いつつビーチで屈辱のハイハイ・スタイル&体育座りならぬパンダ座りという情けない姿を世間に晒してしまった。今回の結果はいかに??
※カラータイマーはウルトラマンのエネルギー残量を示す装置的なもの。活動制限時間が迫ると通常の青色から赤色へと変化し点滅と警告音を発する。

 

リベンジに燃える大介さんは、なんと数十年吸っていたタバコを辞め、糖質制限を開始。撮影までに体重も2kg(公式記録)も減ったとのこと。なぜ公式記録かと言うと、当初の体重75kgは過少申告ではないかという疑いがあり、サーフィンライフ特捜部で捜査中なためだ笑。
冗談はさておき、サーフィンに対するアツイ気持ちが再燃、本格的にサーフィンへ復帰することになった模様の第2弾をお届けする。

鬼軍曹ことスタッフ鈴木の「千葉北は水温が下がっているらしいですよ〜」の一言で、撮影の前日にオフィスのある渋谷からダッシュで新宿へと向かいブーツとグローブを用意していてくれた大介さん。やる気がみなぎっている。

Back to the Beach.ベストライディングへの道
撮影当日は散々迷った挙句、千葉南の某所にお伺いした。南国感漂う景色を眺めつつ、一路目的のスポットへ。
コンディションは快晴、風の影響も多少出ているサイドオンでモモ〜セット腰腹のサイズ。

Back to the Beach.ベストライディングへの道
パーキングへ着くやいなや、イキナリのドーピング笑 。今日の撮影に備えサプリを手にしていた。糖質制限でいつも頼りにしていた「翼は授かれない」とのことで、こちらも昨晩ブーツと一緒にゲットしたようだ。
(サーフサプリ(http://www.surf-supple.com))

着替えを済ませ一路海へ。

鬼軍曹(鈴木)「水温もブーツ&グローブなしでOK、今日はサーフサプリも摂取し、大丈夫そうっすね笑」

カメラマン「鈴木さんから聞きましたが、タバコやめたらしいじゃないですか。なんか少しスリムになったような。あれから海へ行きました??」

大介さん「はい、前回めちゃくちゃ悔しくて。今日まで4回ほどサーフィンして、タバコも辞めダイエットもして、サプリも飲んだんで笑 ビシッとやれる気がしています。でも緊張もしています」
前回の様な有様になったら鬼軍曹や皆に何て言われるか….」

鬼軍曹は目で大介さんに語りかけた「やらなきゃ意味ないよ。やるしかないよ」

鬼軍曹もカメラマンから目で語りかけられた「今日は立てるよね?出来るよね?撮れ高ゼロはないよね??」

鬼軍曹は海に落ちている竹を手に持ちつつ答えた「大丈夫」
鬼軍曹 スタッフ鈴木
(竹を持ち戦況を見つめる鬼軍曹ことスタッフ鈴木)

Back to the Beach.ベストライディングへの道     (今日の撮影に向け、タバコをやめダイエットに励むなど万全の調整をした大介さん)
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緊張した面持ちでスポットへと向かい、ゲティングアウト。波のサイズは腰前後と優しめ、流れがありポジショニングに多少苦労しているようだった。

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見た感じは前回よりパドルがスムーズ。しっかりと水をかけているためさらにボードが安定している。数本セットを見送り、ようやく見つけたフェイスが残りそうな波に狙いを定めパドリング開始。Back to the Beach.ベストライディングへの道

これならいけるかもしれない。カメラマンと鬼軍曹は目で会話をした。

そして、遂にその時は訪れた
スムーズなパドリングから波をキャッチ。
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竹を手にプレッシャーをかける鬼軍曹の前で、見事にテイクオフしてアップス。この瞬間はスタッフ全員から大歓声が。

鬼軍曹「大介さん、やりましたね」

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大介さん「はい、今日に向け室内でテイクオフのトレーニングをしたりできたので!パドルも練習しました。でも、やっぱりボードが良いですね。お世辞抜きで。グングン加速してくれて安定感もあります。スープに捕まってもスムーズに進んでくれました」
「2本目のレフトの波もバックサイドでしたけど、ボトムでコケなければメイク出来そうだっただけに残念です。幅、厚みはあるのに動きが軽いのが不思議で・・・」

カメラマン「大介さんの努力が凄いですよ」

鬼軍曹「いや、本当ですよ。大介さんの努力がヤバイッス」

だがしかし、心の中では「ボードが良いね。ボードが。ボードがリードしてくれてたよ絶対。写真を見りゃわかるはず笑」と思っていた鬼軍曹

 

写真で見て分かる通り、パドリングも安定し、初速が速い上に反応も速いのでしっかりとアップスの動作についてきている。これならばリッピングできる日も近い。また腰サイズとはいえダックダイブ=ドルフィンスルーもスムーズ。
そういえば、以前レジェンドの方に伺った話しを思い出した
「調子良いボードは兎に角良く走るんだ。それがマジックボードだ」
とお聞かせいただいたことがあった。今回、本当にそうなんだなって感じた。

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Back to the Beach.ベストライディングへの道

ひと仕事を終え、いつになく上機嫌な大介さん。前回はぜぇ〜ぜぇ〜言っていましたが、今回は教会行きにならずに(わからない方はVol.1をご覧ください)良かったです。

鬼軍曹もボードを借りて乗りましたが、まず感じたのは前回同様に安定感があって、バランスが良いなということ。スムーズに進むし、浮力は大きいが変な違和感もない。ただ問題はこれからだった…。先日の第1回撮影時は大介さんに気を使ってパドルのみでテイクオフしなかったが・・・

Back to the Beach.ベストライディングへの道
上手く乗れ自信を持った大介さんと同僚の岩田さん※がガン見している・・・。
彼らの心を読むと・・・
※竹内さんと一緒に会社を経営する岩田翼さん。小誌ウェブディレクターなどを務める。32歳にして竹内さんに触発され12/2日にマイボードを購入しサーフィンデビュー。目標は高くケリー・スレーターとのこと。怖いものしらずのキング・オブ・ビギナー。趣味は愛車ビンテージ・マスタングでのドライブとスケートボード。この日まで4,5回サーフィンを体験しドップリ魅力にはまった様子。

大介さん「アイツ偉そうな事を言っているが、もしかすると下手かもね」

岩田さん「ありえますよね。スケーターでもああいう奴たまにいますからね笑、これでテケテケならウケますね」

大介さん「まぁっコケたらパシリにでもしてやるか。すずき〜鶏胸肉とブランパン、お茶も買ってこい!とか言っちゃうよ〜♫。お手並み拝見っしょ」

岩田さん「さすが大介さん。そんな時も糖質制限を忘れないメニュー、最高です」

大介さん「ニヤリ」

カメラマン「パーリングしたらパシリから出直しだぞ鈴木、頑張れ」

 

彼らの視線と意を感じた鬼軍曹こと鈴木・・・コケたらマジやべぇ〜なこれ。笑い者だな。

セットではない小波に照準を定めパドル開始。3パドル位で波と同速に加速してくれ、ボードが走り出しテイクオフ。
速っ、と思わず口に出しながらそのままボトムまで降りリエントリー。良かった〜メイク出来て。ワンアクションだったけど…ホッ。
見たか竹内、岩田 笑 パシリになるのは御免だ。

おフザケはこの位にして、1本目でこの動き、しかもオーバーフローのボードなのに。特にボトムからクイックに縦への動きにも反応してくれた事に感動。ヤバイいいなぁこのボード。マジ調子良い!鈴木は沖にパドルバックせず浜にあがり、バッグから携帯を取り出してシェイパーにオーダーの電話を入れていました笑

大介さんの努力はもちろんのこと、やっぱりサーフボードの性能が良いから5回目のサーフィンでこんなに上手くできるのではないかなと思う。だって15年もブランクがあったのだから。しかも撮影までの4回のサーフィンで2回はフラット、パドル練習。残り2回は腰以下のテイクオフがやっとというコンディションだった。そのうえコーチングは受けず、サーフィンライフ・テクニックを熟読したのみ。
本当にリアルなありのままをお届けしている。

始めたばかり、カムバックしたばかりが一番身体的にキツイ。陸で体育座りする日もある。特にカムバックサーファーは、昔の感覚があるだけにさらに精神的にもキツイものだ。

でもサーフボードに助けてもらいながら、ちょっとの努力で波の上を滑るという、楽しい気持ちをサーフィンから受け取れば、俄然モチベーションも昔の様に復活し、新たなサーフィンライフを送れることがわかった。

鬼軍曹的に竹内さんがサーフィンに戻ってきてくれたこと。岩田さんがサーフィンを始めてくれたこと。
この2つが非常に嬉しいし刺激になる。自分ももっと上手くなりたい、楽しくサーフィンしたいって思える。
仲間が増えるっていいですよね。

あと感じたことがもうひとつ、やっぱりこのボードとサーフィンライフのテクニック特集が欠かせないってことですね笑 バックサイド練習しなくちゃ。。。

この後2R目で何かが起こる
Vol.3へ続く

竹内大介●42歳。都内在住でデザイナーの仕事(小誌のデザインも一部担当)をしならが15年振りのにサーフィンへと復帰。ブランクは15年、その間に増えた体重は10㎏(現8kg)。はたしてBack to the Beachモデルで再びリップすることはできるのか??


写真/熊野淳司 文/スタッフ鈴木

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