車が壊れ、意気消沈していたスタッフ鈴木です。
サーフィンとクルマは切っても切れない縁。
以前の車は庭のオブジェにしたまま、たまたま通り掛かったお店でビビビッときた(古いですかね??聖子さん風で)個体が。
それはある日曜日、両親に借りた車で家族サービスのため246(国道)を渋谷方面に向かっている時でした。
横浜の青葉区を通過中に ビビッむっむむ なんだこの雰囲気は。
信号待ちで斜め横に目をやるとノーマルなクラウンワゴン(130系)が目に飛び込んできました。
あれほど友人のカメラマンや元同僚に古い車はダメだと言われていましたが、我慢できずに販売店舗に身体が勝手にUターン。
急遽、実車を見させてもらうことに。車検も数ヶ月ついておりそのまま試乗。
キーレスやETCも搭載しておらず、オーディオもカセットテープ仕様と何処かの納谷にでも放置されていたかの様。
説明も聞かず即決デス。
案外早く??2か月ちょいでクルマ探しのイバラの道を脱出しました。
サーフボードも車も出会いが大切ですよね。
サーフボードとの出会いもいつもビビッと来るかどうか、車もビビッと来るかどうかだと思っています(壊れるかどうかは運次第)。
正直言って、クラウンワゴン(130系)は眼中にありませんでした。
あの独特の柔らかさ(フワフワした乗り心地)が苦手で、ドイツ車の様なビッとした感じの乗り心地が好きな為です。
また、ただ単にスプリングをカットしたレベルのローダウンした個体、スムージングなどカスタムされたモデルも多く、なかなかフルオリジナルな個体がない(ローダウンやカスタムはノーマル以上の性能、見た目、乗り心地であればもちろん大好きです)為に選択肢に入ることがなかったのが実情。
四半世紀を過ぎてもオリジナル・ペイント、ノーマルな車高、ホイールカバー付きの鉄ッチンホイールと
その辺のお爺ちゃんが乗ってそうな佇まいにグッときました。
これならショートボードはもちろんミッドレングス(まだ持ってないけど)、長めのソフトボードからログまで車内積みも問題なさそう。実際5’4″のミニ・シモンズも1枚目の写真の様に余裕で収まります(当たり前か)。
しかも例のサービス的な後ろ向きシートも付いており7人乗り。
ミニバンよりも車高がだいぶ低いので、アクアラインなどの横風の恐怖も多少マシでしょう。
燃費が悪い意外は要望を全て満たしてくれてサーフィンに仕事に家族サービスに大活躍してくれるハズ。
もし本誌にクラウンワゴンが出てきたら、おそらくそれは私のクルマでしょう。
はやくこれに乗って日本全国津々浦々までサーフトリップへ行きたいな。
どうかスグには、せめてニコニコローンが終わるまで壊れませんように笑
忠告をしてくれた皆さん、まんまと裏切って申し訳ございません笑
このご時世にカセットテープ。まだ使えるか試していませんが、親父の持っているエリック・クラプトンのテープを借りて再生してみようと思います。
写真/文 スタッフ鈴木