カタときどきアタマを楽しむ5つのコツ ④低い姿勢で大きく身体を使う

海に通っているといつかは出会う、サイズのあるエクセレントなコンディション。普段の波で磨いたサーフィンのスキルがいよいよ試されるときだ。そんな「カタ・アタマ」の波を乗りこなすための、さらなるポイントを伝授していこう。

カタときどきアタマを楽しむ5つのコツ ①波の特徴とカレントを見極める!

カタときどきアタマを楽しむ5つのコツ ②テイクオフはうねりから!

カタときどきアタマを楽しむ5つのコツ ③ラインは事前に決めておく

 

より低い姿勢で、より大きく身体を使う


サイズのある波においてターンのG(重力加速度)に耐えながらスピードを維持するためには低い姿勢を取ることが大事。それだけでライディングの安定感が格段にアップすると大澤プロはいう。「波が大きいときに棒立ちだったら、サーフボードをしっかりと踏み込めません。結果、波のパワーに負けて転んでしまいます。テイクオフのときから体勢を低くセットすることで、しっかりサーフボードの重心をおいてライディングに入れます。そうすれば、大きな波でもブレずにスピードをコントロースしやすいくなります」

大澤プロに再現してもらった、ボトムターンからオフザリップに入 るまでの動作。ボトムでの低重心による加重からターンを繰り出し、 トップに駆け上がるために抜重。再び足を胸に引きつけてレールを切り替えす。いかに身体を大きく使っているかがよくわかる。


サーフィンライフ2020年1月号の内容を再構成
写真=高橋賢勇 編集・文=菅 明美 文=高橋 淳