海でのルール&マナー その1

サーフィンには特有のルールやマナーがある。自然の中で遊ぶからこそ基本的なルールは覚えておこう。

自分と環境を守りながら、みんなで海を共有する

なぜ、海には守るべきルールとマナーがあるのか。日本のサーフィン事情をよく知る、一般社団法人日本サーフィン連盟の清水雅裕さんに話を聞いた。

「誰もが入れる海というフィールドでは、ひとりひとりが楽しむためのルールが必要です。サーファー同士の衝突やサーファーの駐車マナーによるトラブルなど、地元の方々に迷惑をかけてはその場所が使えなくなることも。『みんなが安全にサーフィンを長く楽しむ』。そのためにルールとマナーがあるといえるでしょう。なかでも初心者が気をつけるべきなのは自分と環境を守りながら、みんなで海を共有する安全です。海に入れば波は容赦なく向かってきますし、他のサーファーもサーフィンを楽しんでいます。どんなタイミングで沖に向かいどの波に乗ればいいのか、ビーチから見て学びましょう。海の中では波に乗っているサーファーの邪魔をしないこと(ライディング優先)。また乗るときには同じ方向に乗れるのは1人だけです」ビーチを守る地元のサーファーたちへのリスペクトも大切だと清水さんは話す。「日頃からビーチクリーンをするなど、地元サーファーへの感謝を忘れずに。ゴミを捨てる行為などは言語道断です。また、万一邪魔をしてしまったら、ひと言声をかけることも大切なマナーです」

1.体調管理をしっかりする

前日にお酒を飲みすぎた状態で海に入ったり、体調を崩しているときに海に入ったりするのは、自然の中で楽しむサーフィンだからこそ、絶対に避けるべきことのひとつ。ま
た、体調に関わらず、海に入る前にストレッチをするなど、ケガをしないための準備をしっかり行おう。

2.海の中でのルールをしっかり頭に入れる

サーフィンで多いトラブルはなんといっても衝突事故。同じスポットに多くのサーファーがいる場合、沖に出るときから波に乗るときまで、他の人の動きをしっかり見て行動することが大切。「ワンマン・ワンウェイブ」の名の通り、1本の波に乗れるのはひとつの方向にひとりだけ。前乗りなどルール違反をしないように十分に注意しよう。

3.海をキレイに。迷惑をかけない

自分たちが楽しむ海だからこそ、ゴミを残して帰るのは絶対にNG。ゴミを持ち帰るのはもちろん、ビーチクリーンの意識を持って、来たときよりキレイにして帰るくらいの気持ちを持ちたいもの。また、路上駐車など、地元の人に迷惑をかける行為も厳禁だ。

 

近年、海でのサーファー同士の衝突事故が増加している様子。ルールとマナーをしっかり守り、周囲をよく見て行動しよう。

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取材・文/池田昌弘、鎌田啓祐