海に通っているといつかは出会う、サイズのあるエクセレントなコンディション。普段の波で磨いたサーフィンのスキルがいよいよ試されるときだ。そんな「カタ・アタマ」の波を乗りこなすための、さらなるポイントを伝授していこう。
カタときどきアタマを楽しむ5つのコツ ①波の特徴とカレントを見極める!
カタときどきアタマを楽しむ5つのコツ ②テイクオフはうねりから!
カタときどきアタマを楽しむ5つのコツ ③ラインは事前に決めておく
カタときどきアタマを楽しむ5つのコツ ④低い姿勢で大きく身体を使う
サーフボード選びも重要ポイント
大きな波のとおきに長めのサーフボードをチョイスするれば、驚くほどの安心感を得られる。大澤プロいわく、長さがある分、パドリングでスピードをつけやすく、テイクオフの段階から気持ちに余裕を持って取り組めるとのこと。「ライディング中も安定感があり、スピードも出るから波に追いつかれる不安が少なくなります。長さがあるとアクション性は欠けますが、まずは波に乗れなければ始まらない。タフなコンディションでも楽に乗って波の大きさに慣れていきながら、徐々にステップアップしていけばいいと思います。」
ハラムネ用(右)
174×48.26×5.72㎝
本特集内の「ハラムネ」の波で使っている、アクション重視のサーフボード。センターに厚みを残してあるので反発による加速に優れ、レールのボリュームは落としてあるので反応がいい。コンテストや普段のサーフィンで愛用中。
カタときどきアタマ用(左)
188×46.99×5.56㎝
台風などの大きな波で乗るためのデザイン。長さがあるためテイクオフが速い。狭いテールがパワーのある掘れた場所にもフィット。レールの切り返しがスムーズに行えるようにチューンナップされている。
サーフィンライフ2020年1月号の内容を再構成
写真=高橋賢勇 編集・文=菅 明美 文=高橋 淳