横に走り続けるために「レールワーク」を意識する

波の上を疾走するためにはサーフボードの両サイドにある「レール」を交互に使いながらスピードを出す必要がある。この切り替えのことが「レールワーク」であり、サーフィン要のテクニックとなる。

フロントサイドを例にした、レールワークの要となる2つの動き

波のボトムでつま先側へ体重をかけてトップへ

加藤嵐プロトップへ向かうボトムターンのときは、つま先で波側にレールを立てる。同時に前足の膝を曲げながら腰を波側にひねっていくとレールがより立っていき、サーフボードが上に向かう。

波のトップでかかと側へ体重をかけてボトムへ

加藤嵐プロボトムへ向かうトップターンのときは、腰を落としたまま、かかと側に重心を移す。同時に腰を岸側にひねっていくとかかと側のレールがより立っていき、サーフボードはボトムへ向かう。

アップス&ダウンズでは片方のレールを必ず使う

サーフィンをする上で、決して外せないのがこのレールワーク。こちらの加藤プロのシークエンスのとおり、波のトップへ行くときは波側のレールを立て、ボトムへ降りるときは岸側のレールを立てている。このボードを傾ける動作によって、スピードに乗ったままターンができる。この2つのレールの動きを途切れることなく連動させることこそが、スムースなアップス&ダウンズの秘訣だ。波は動き続けているので、ボトムとトップ、それぞれにたどり着く前から切り返す動作に入っていくことを意識して行おう。

 

レールワークのテクニックについては、2/9(土)発売の『サーフィンライフ3月号』でさらに詳しくお届けします!鋭意製作中ですので乞うご期待くださいませ!


写真/高橋賢勇 取材・文/高橋 淳 ライダー/加藤嵐プロ
[サーフィンライフ2018年11月号掲載記事を再構成]