初心者サーファーのメンタルヘルス ~諦めたくない、でももう腕が上がらないんです。その時~

晴れやかな天気、優しい波。


こんにちは!サーフィンライフスタッフたなちゅーです。

先日、私を含む初級サーファー2人と、経験豊富な先輩サーファー3人とでサーフィンをしました。天気は晴れ!久々にサイズが上がった湘南にココロオドル♪湘南全域にサイズがあったので、張り切って集合時間より少し早めに某ポイントで1人で入水。サイズはコシハラ、波数は多すぎず、形もよし、アウトに出るのもラクラク~!初級サーファーの練習にはうってつけのコンディション。

その後、全員合流して波チェックしながらポイントを移動しつつサーフィンを楽しみました。

迫りくる波、あがらない腕。その時・・・


しかし・・・某ポイントで、ムネカタセット頭、波数が多くインサイドがざわわわー!なコンディション。アウトに出れば問題ないですが、初級サーファーの私はたどり着くまでに苦労しそうです。先輩サーファーたちはカレントを利用してうまーくアウトに出て行きます。一方で私ともう1人はインサイドでつかまって、溺れては這い上がりまた戻され・・・の繰り返しです。悪戦苦闘しながらもようやくアウトに出てみんなと合流。穏やかな時間が流れます。

しかし・・・サイズが上がってきたところで波に巻き込まれてまたインサイドに戻されてしまいます(泣)。そこからはもうただの「溺れている人」。アウトにいる皆も米粒のように小さい・・・遠い・・・こんなとこにいるの私だけ・・・もうやだ・・・とくじけそうになりながらも懸命にパドルしますが、進むどころか後ろに下がっている気しかしません。絶望。

そこに救世主が。アウトから波に乗ってやってきた先輩サーファーがこちらにきて「コツがあるんだよ~ついてきて~!」と声を掛けてくれました。なんとありがたいお言葉・・・!いくつかの難所をくぐり抜けてなんとか皆の近くまでやってきました。ですが、目の前にはまた大きい波が迫っています。肩と腕がもう限界のわたしは「もうやだあ~!」と叫びます。先輩たちが「きたぞ~~!パドルパドル~!あと3かき~!」と声を掛けてくれます。言われた通りに腕をがむしゃらに回転させます。ああ~~・・・・

 

・・ようやくアウトに出て落ち着くことができました。みんなが「おかえり~」「やっと戻ってきたか~!」と声をかけてくれます。ホッ

その一言で腕が動く!


こういう時にひしひしと感じるのが、1人で入っていたらとっくに諦めていたけれど(笑)一緒に頑張ったり教えてくれたりしてくれる人がいるから頑張れる、ということです。上手くなるには実際に海に出て、実践と失敗の繰り返しが必要ですが、そこで少し声をかけてくれる仲間がいるのといないのではメンタル面の影響が大きく違ってきます。仲間のその一言だけで、もう上がらないと思っていた腕が動いてくれるのです。ふしぎだなあ~

厳しくも優しい兄者たち

さいごに


サーフィンはプロも初心者も同じフィールドでやるスポーツです。そしてとにかく「サーフィンが上手い奴が偉い」という世界。それを受け入れなければなりません。ですが、ヘタクソで馬鹿にされてもいいんです。ヘタクソだから頑張ってるんだと胸を張りましょう。ルールとマナーを守って真剣に取り組んでいれば仲間ができます。その仲間と海に入ることでまた教わることがたくさんあるのです。それは初心者も上級者も変わらないです。それぞれのレベルでサーフィンが上手くなりたい皆さま、諦めず、パドルし続け、ベストライディングを目指しましょう!上がれ!パドル力!

 

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