今注目の、スポーツ競技としてのサーフィン。サーフィンの試合を観戦するというのはあまり馴染みがないのではないだろうか。
2020年の東京オリンピックでのサーフィン観戦、行ってみたいけど・・・思っている方は是非試合会場に足を運んでいただきたい。試合の流れ、採点方法、マストな持ち物まで、サーフィン観戦歴10年以上のスタッフ鈴木が、観戦の基本知識をご紹介する。
観戦のイロハ
観戦料は基本的に無料
基本的に観戦料金は無料。(今後は一部エリアや観覧席を設置しその中など”有料化”に傾いて行くことが予想されている)。また観覧席が既にある大会でも関係者席となっていることもあるのでそこは現地で確認を。会場近くの駐車場は有料、無料問わずすぐに一杯となってしまうので、会場から離れた駐車場に車を停めて公共交通機関やタクシーなどで会場へと行くのがいいだろう(普段から路上駐車は絶対にNGなのでルールを守ろう)。その際に、会場でも飲食ブースなどが用意されているところもあるが、不確かならば最寄りのコンビニなどで最低限の飲み物や食べ物を持っていくと安心だ。
レイデイ(順延)になることを頭に入れておく!
前提として、開催期間中でもコンディションが整わなければ、試合がレイデイになることが多々ある(特に大きなコンテスト)。試合の開始、終了時間もコンディション次第で、現地に行かなければわからないことも多い。そのため、オフィシャルサイトでのアナウンス、波情報を収集して開催されそうなコンディションか、各サーフィン系のメディアなどをチェックして、自己責任で会場へと向かおう。
また、ストーミーなコンディションでもヒートが進行されることがあるので無理はしないように。特に積乱雲などが近づき雷の予兆が出たらヒートも中止となるので、雷が鳴る前にすぐ車や建物の中などに避難しよう。
観戦の大敵は選手同様、観る方も自然環境ですね 笑。外、しかも海で行われるだけに日差しが出れば春先の時期でもジリジリと暑く、夏は炎天下で日差しを遮るところはない。以前、同僚の先輩は観戦中に熱中症になっていました笑時期により雨や曇り、強風などが吹くと気温が急激に下がることもある。そのため服装には気をつけたい。春は少し厚手の雨風をしのげるジャケットなどを持っていくといいだろう。中にはウェットスーツで観戦するツワモノもいて、ある意味的を得た格好かもしれない笑 また、女性など日焼けを気にする方はサンスクリーンは必須アイテムだ。直で砂に座るのが嫌な方はレジャーシートとクッションまたは折りたたみチェアを持っていくと長時間の観戦でも疲れない。邪魔にならないところに場所取りをしたら、あとは観戦するのみ。現地のMCの得点コールに耳を傾けつつ、いいライディングには拍手をして観戦しよう。
番外編
選手のサインが欲しい、一緒に写真が撮りたい、そんな時は・・・
大会期間中の選手は気軽に写真撮影やサインに応じてくれる方が多いが、ヒート前など集中している時は声をかけるのはNG。また、ヒート直後も敗戦でショックを受けている時などは声をかけるのはNGだろう。ブランドブースなどでサイン会を開催していることもあるので、現地での情報収集は忘れずに。