ミッドレングスのレールを上手く使うための3つのコツ

長さと浮力のあるミッドレングスは波をキャッチしやすいものの、きちんと操作をしながらライディングするのは簡単ではない。コントロールの要となる、レールの使い方を覚えて乗りこなそう。

 

ゆっくりした動作と
荷重抜重のメリハリがコツ


波のボトムとトップを、左右のレールを駆使してライディングするという基本はミッドレングスも同じだ。しかし、スラスターに比べて長く、幅や厚みがあるため、コントロールするには独特の動作やコツがある。ミッドレングスならではのレール使いのポイントを、小林プロは次のように話す。

小林直海 naomi kobayashi

サーフボードを急激に傾けないように気をつけますね。ターンを横に伸ばすイメージです。ミッドレングスのレールは厚みがある分、よほどしっかりスピードが出ていないと、スラスターほど波に差し込めません。でもスピードに乗ってくれば、少し傾けるだけで長いレールが波からの力を十分に受けて走ってくれるんです。ターンの動作をゆっくりと行い、荷重抜重のメリハリをつければ、重くて浮力のあるミッドレングスでもレールを使ったターンが楽しめます

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1.  レールを長く使って滑走する

ミッドレングスはロッカー(サーフボードの反り)が緩く、長さあるので直進性が高い。レールを長く使うほど波の力を大きく受けて、滑走するようなライディングができる。その空を飛んでいるかのようなグライド感は、ミッドレングスの醍醐味だ。

小林直海 naomi kobayashi

2.  波の掘れた場所をキープする

浮力があり直進性の高いミッドレングスは、姿勢を高くして抜重しているときでも安定している。波側のレールをセットして、押し出す力が最もある波の掘れた場所をキープすれば、スピードを保ったままボトムに降りるタイミングをはかることができる。

小林直海 naomi kobayashi

3.  しっかり荷重してターンする

ミッドレングスは長さと重さがあるので、体重をしっかりと掛けなければ上手くターンができない。ときにはしゃがみこむほど荷重をすることもある。重いギアのように反応はゆっくりだが、一度走り出せばサーフボードの持つ推進力が大いに発揮される。

小林直海 naomi kobayashi