レールワーク 4つの状況からコツを身に付ける! フロントサイド編

フロントサイドのターンは、後ろ肩の使い方がポイント


波に正対することから動きの自由度が高くなるフロントサイドで、ブレのないターンをするためには後ろ肩の動かし方が大切になる。後ろ肩を引く動きがリードとなり、より良いターンができるのだ。

レールワーク 4つの状況からコツを身に付ける!テイクオフ編

2019.03.21

ボトムターンは後ろの肩で角度を決める


波が切り立つにつれて前足の荷重を強めながら波側のレールを傾ける。そうすることでノーズの方からレールが水面に入り、ターンをリードしてくれる。ボトムターンの後半では、波側のレールを傾けたまま、後ろ足に荷重を移してトップへ向かう。目指す行き先へサーフボードを導くコツを、小林プロは次のように教えてくれた。「後方へ引くようなイメージで後ろの肩を動かし、その引き具合で目線と前肩の角度を行き先に合わせます。後ろの肩の引きが大きくなるほどサーフボードは急角度で曲がります」

 

身体の使い方をチェック!

1. 前足に荷重を強め、レールが水面に入っていくのを感じ取りながら膝を波に寄せるようにして、つま先側へじっくりと身体を傾ける。

 

2. 後ろ足に荷重しながら後ろの肩を引いて、目線と前肩を波のトップに向けると、レールがより水面に入り、サーフボードはターンしていく。

3. ターンして・・・

 

4. 目線と肩で向かう角度を定めてから、後ろ足の荷重を緩めると、レールが水面に入ったままサーフボードはトップへ向かう。


それぞれのシークエンスを見直し、レールワークをうまくつかってロングライドを目指そう。

 

写真/高橋賢勇 取材・文/高橋 淳 ライダー/小林直海
[サーフィンライフ2019年3月号掲載記事を再構成]