どんな波でも遊び尽くせ!小波・オンショア・ダンパー攻略法

休日に海へ向かっても波がイマイチ。けれど嘆いていても仕方がない。大切なのは目の前にある波をどう楽しむか。そこで波を知り尽くす2人のプロサーファーが、クセ波の攻略法を徹底指南!

 

教えてくれた人


中浦“JET”章プロ
なかうらあきら●1984 年、東京都生まれ。プロサーファー。マルチクリエイティブディレクター。10代の頃から日本代表として世界戦に出場した経験を持ち、また日本のサーフシーンでいち早くエアリアルを取り入れた人物。そのスキルは高く、あのクリスチャン・フレッチャーにも認められている。


牛越峰統プロ
うしこしみねとう●1971年、東京都生まれ。17歳でJPSA公認プロに合格。以降、国内外のコンテストに参戦し、2003 年にはJPSAグランドチャンピオンに輝く。選手引退後はJPSA 理事長に就任、現在は名誉顧問を務める。千葉・太東にある「U4サーフ」のオーナーとして若手の育成にも励み、日本のサーフィン界を牽引する。

Q1 小波でスピードをつけるにはどうしたらいいでしょうか?

小波の特徴・・・サイズのある波と比べて、パワーゾーンの範囲が狭く、力が弱い。そのため、パワーゾーンを素早くつないでいくスキルや、スピードを得やすくするデザインを持ったサーフボードの使用が大切になってくる。

ANSER

Q2 オンショアの波を乗りこなすコツを教えてください!

オンショアの波の特徴・・・沖からビーチに向かって吹く風(=オンショア)によって、フェイスが乱
され、形の整わない波はパワーゾーンが見つけにくい。走るべき場所はどこか? 攻略法のカギは波のフェイスにできた「コブ」にある。

ANSER

Q3.一気に崩れるダンパーの波で練習できることはありますか?

ダンパーの波の特徴・・・ダンパーとは掘れ上がって一気に崩れてしまう波のこと。走れる場所がないため、サーフィンには向いていない波質と思えるが、速く崩れるスピードや掘れ上がる波質に慣れるための反復練習は可能となる。

ANSER


[2019年5月号掲載の記事を再構成]