かたい身体を柔らかくしてサーフィンの調子をアゲる!そのストレッチ法とは?

歳を重ねるにつれてかたくなる身体に悩む読者も多いはず。日本テレビアナウンサーでサーファーである田中毅さんもその一人だ。そこで、多くのプロサーファーが信頼を寄せるボンド整骨院の大木さんにその解決法をうかがった。

 

悩み1 四十肩のせいか、肩が重くパドリングが遅い

A.肩周りのバランスを整えて可動域を増やす

頭の後ろで肘を持ち上腕と脇腹を伸ばす

普段は閉じている脇腹を伸ばすことで、背中全体をゆるめる。肋骨に付着した体幹の筋肉も柔らかくなりパドルもスムーズに。肘を持つのがきつかったら手首でもOK。上半身をひねるとさらに効果的。左右7~ 10 秒を3セット。

人差し指と中指の間をじっくりと指圧する

右腕が上がらない場合は右の手のひらを刺激する。肩周りと関係ない場所と思うだろうが、“コネクト”と呼ばれる患部につながるポイントがある。日常生活のふとした瞬間やサーフィンの波待ち時など、気づいたときにやってみよう。

 

 

悩み2 海に入りすぎると腰が痛くなるときがある

A.身体の左右のバランスを整えて腰への負担を最小限に

股関節と周囲をゆるめ腰痛などを予防する

腰痛になる人は股関節が固い人が多い。このストレッチは股関節以外にも大腰筋や太ももの前後、ふくらはぎに効く。背筋を伸ばした状態で上体を落とし、各部位が伸びるように意識をすること。左右7~ 10 秒を3セット。

仕事の合間にストレッチで身体を整える

脚を四の字に組み、背筋をまっすぐに伸ばし、脛をへその中央に近づけるように意識して身体を倒す。股関節やハム
ストリング、臀部に効果的。これならば仕事の合間に気軽にできる。前屈のとき背中が丸まらないように注意しよう。

耳を餃子の形にして揉むすると股関節が柔らかくなる

これも前述した“コネクト”の一種。耳を餃子のようにしてつまみ、付け根が痛気持ち良くなるようにゆらしてみる。すると股関節が柔らかくなって……。田中さんは「嘘でしょ!」とその効果を実感。左耳を揉むと左の股関節がゆるむ。

教えてくれた人


[2019年7月号掲載の記事を再構成]
写真/熊野淳司 取材・文/石塚 隆 編集/菅 明美