【パドリング】コツは肩甲骨でまわす

 

パドリングの基本の動き

 

主に使う筋肉は肩甲骨の周辺。腕を振り抜く際には、上腕三頭筋も使うことになる。水中の動きに対する力配分は均等で、空中に腕があるとき余分な力は使わない。全身の脱力を忘れずに、左右交互にリズミカルに回転を繰り返そう。

パドリング
肘を軽く曲げ、腕を前に漕ぎ出す。指はできるだけピッタリ閉じて、手の位置は肩幅程度。

パドリング
水中に腕を入れる際は、親指側からリードすると肘が立ちやすく水との抵抗が大きくなる。

パドリング
真後ろに腕を振り抜く。このとき腕がボードの外側や内側に入ると推進力が分散して失速。

パドリング
空中での力は最小限に抑えながら、再び前方へ腕を送る。左腕は逆に水中を通して後ろへ。

パドリング
最初のポーズに戻る。これらの動作を淀みなくしっかりと、かつリズミカルに繰り返す。


パドリングの基本の動きを頭に入れたら、パドリングのスピードアップを目指そう。次回、そもそもなぜ体幹が必要なのか?から、自宅でできる体幹トレーニングまでご紹介します。

写真/高橋賢勇 取材・文/高橋 淳 取材協力/ケンティンサーフショップ
[2018年9月号掲載の記事を再構成]