ポジショニングをマスターしたら!次はパドリング。コツは「腕は肩甲骨でまわす」

ポジショニングをマスターしたら、あとは腕で水をかくだけというシンプルなパドリング。スピードを出しながらも持続できるよう漕ぐには、無駄な力を入れないことが重要だ。

肩甲骨を起点にして、肩と腕を連動させてまわす

パドリング

腕より背中の方が筋肉は大きく、腕だけで水をかくよリも背中の筋肉を使いながら水をかく方が大きな推進力が得られる。そのためのカギとなる体の部位が肩甲骨だ。

「肩甲骨をまわす」といっても難しいが、肩を上方へ伸ばすように動かしつつ、連動させて腕もパドリングをするように動かしてみよう。腕を動かすだけのときより可動域が広がり、より遠くまで腕が届くことがわかるはずだ。また
上述したように、より大きな筋肉を使っているため腕だけでパドリングをするよりも疲れが軽減される。

さらに小林プロのアドバイス。「肘を立てるようにして腕が水を受ける表面積を広くする。指は閉じて、手のひらは丸めないようにしましょう。浅くたくさん回転させるよりも、深くゆっくりと水を漕ぐ方が進みます。ボードの横で腕がハの字になって、バタバタと漕ぐのは良くない一例です」腕はなるべく直線的にかいて、水を後方へかき出すイメージ。流した水の分だけボードは進んでいく。

パドリングの基本の動き

主に使う筋肉は肩甲骨の周辺。腕を振り抜く際には、上腕三頭筋も使うことになる。水中の動きに対する力配分は均等で、空中に腕があるとき余分な力は使わない。全身の脱力を忘れずに、左右交互にリズミカルに回転を繰り返そう。

パドリング
肘を軽く曲げ、腕を前に漕ぎ出す。指はできるだけピッタリ閉じて、手の位置は肩幅程度。

パドリング
水中に腕を入れる際は、親指側からリードすると肘が立ちやすく水との抵抗が大きくなる。

パドリング
真後ろに腕を振り抜く。このとき腕がボードの外側や内側に入ると推進力が分散して失速。

パドリング
空中での力は最小限に抑えながら、再び前方へ腕を送る。左腕は逆に水中を通して後ろへ。

パドリング
最初のポーズに戻る。これらの動作を淀みなくしっかりと、かつリズミカルに繰り返す。


パドリングの基本の動きを頭に入れたら、パドリングのスピードアップを目指そう。次回、そもそもなぜ体幹が必要なのか?から、自宅でできる体幹トレーニングまでご紹介します。

写真/高橋賢勇 取材・文/高橋 淳 取材協力/ケンティンサーフショップ
[2018年9月号掲載の記事を再構成]