バックサイドのオフザリップは、前の肩を大きく開いて鋭角にフェイスを上がっていくこと、背後のリップへの当て込み、そしてサーフボードの返しが大切なポイントとなる。
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1.前の肩を波側に開くとサーフボードは上を向く
「前肩を開いた角度と同じ角度だけ、サーフボードは上がっていきます(小林プロ)」と、バックサイドのオフザリップでは前肩のリードがとても重要になる。そのためまずは肩をしっかり開き、次には前の手も大きく開く。すると、より鋭角にサーフボードは上がっていく。このとき後ろの膝を内側に入れ込むと、さらにサーフボードが前に押し出される。
2.リップに到達する前から上体はボトムに向けていく
サーフボードが波のリップに向かい始めたら、目線は真下に送り、上半身は返す準備を始め、下半身はそのままリップへ。フェイスを上がるために開いていた前肩を戻すと、それに連動して反対側の手が上がってくる。リップに到達した瞬間は「波が当たる反動があるので、それを感じ取った瞬間に素早くサーフボードを返し始めます(小林プロ)」。
3.身体を小さくたたみ、足を胸に引きつけながらサーフボードを返す
サーフボードを返すときは右肩を波の方に、左肩は岸側に押し出す。前足は割れてくる波に押されて返ってくるサーフボードと一緒に回転させながら胸に引きつける。後ろ足は膝を曲げて引き込む。サーフボードが返るにつれて身体を小さくたたみ、左手でサーフボードを触れるくらいしっかり腰を落としていく。そして前傾姿勢で波の前に出る。
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