今さら聞けない!「波と天気図」の基礎知識

海上を吹く風によって海面が荒らされ、凸凹ができ、それが「波の源」となる。この「波の源」は沖から岸にたどり着くまでにまとまり、うねりとなる。そしてうねりはビーチサイドでサーフィン可能な波と姿を変える。これが波の立つ基本だ。

ちなみに、うねりのサイズが小さすぎるとサーフィン可能な波にはならず、その逆もある。このサイズを決定づける要素が「風の強さ」「風が吹き付ける距離」「風が同方向に吹く時間」だ。つまり波を予測するためには、どこでどのような風が吹いているのか? 強さはどれくらいか? といった状況を把握することが必要になる。また風は気圧の高い高気圧から、低い低気圧に吹く性質を持っている。つまり、天気図を見れば、風を読めるというわけだ。

普段目にすることの多い天気図は、地上天気図と呼ばれるもので、高気圧や低気圧、等圧線などが描かれている。天気図を読むための基本として、3つのポイントを頭に入れておこう。

 

次回は、湘南・千葉・日本海で波が立つのはどんな天気図の時か?を解説!