今ではカットバックやオフザリップを難なくこなす2 人の先生にも、かつてビギナーの時代はあった。そこで彼らが技を習得する際に取り入れてきた練習法、イメージトレーニング、サーフボードのチョイスなど、上達の秘訣を紹介しよう。

Q.オフザリップをしたくても当てる波の場所がわかりません。
A.エンドセクションでトライ!
まずはエンドセクションでトライしてみましょう。崩れてくるリップを目掛けてサーフボードを運び、波と一緒に降りてくる。ライディングの終わりに「ローラーコースター」や「ロールイン」という技にトライすると、リップを目掛けることや、波のトップでサーフボードを返す感覚を掴むことができます(小林プロ)
Q.オフザリップの練習に最適なサーフボードは?
A.長めのサーフボード、ロッカーのついたサーフボード
普段より長めのサーフボードがオススメです。例えば、いつもが172.7㎝だったら188㎝とか。長いサーフボードはテイクオフが早く、スピードも出るので、余裕をもってワザに入れるからです。一方、きちんとレールを入れないと反応しないので、身体をしっかり動かしてサーフボードを導こうとする意識も持てます(大澤プロ)テールが細めで、ノーズもテールもわりとロッカーのついたサーフボードがおすすめです。ロッカーがあったほうがターンの際に鋭角にサーフボードを運びやすくなります(小林プロ)
Q.オフザリップで大きなスプレーを上げるにはどうしたらいいですか?
A.レールワークをしっかり、波とのタイミング。
レールワークをしっかりとしましょう。よりサーフボードを深く沈めながら、波のリップにしっかりレールを入れた状態で返していくと、スプレーは上に飛んでいきます(大澤プロ)
ワザをより良く行うためには波とのタイミングがとても重要です。オフザリップでは、波の最もパワーがある、今にも崩れそうだけれどまだフェイスの状態を保っているところを見極め、サーフボードを返すといいスプレーが飛びますよ(小林プロ)
Q.オフザリップが格好いいサーファーは?
A.ミック・ファニング
スピードやオフザリップを仕掛けるセクション、スプレーの量やフォームなどすべてが理想。僕のなかで“ミスター・オフザリップ”と言えば、ミック・ファニングです(大澤プロ)
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