波のサイズが上がると、水の量が増え、押し寄せる力は強くなる。厳しくなる状況に対応するためには、それ相応の筋力が必要になってくる。サーフィンに精通するトレーナーに簡単な筋トレを伝授してもらおう。
この記事の目次
ワイドスクワット
股関節を柔軟にしスムーズなターンを

1.足を肩幅大に広げ、つま先を45 度に開く。目線は正面。頭と足裏が上下に引っ張り合うかのように、まっすぐと立つ。
2.手の指を足の付け根に挟み込み、お尻をプリッと突き出しながらしゃがむ。目線は斜め前方に。膝が内側に入らないよう注意。

3.その体勢から両腕を伸ばし、膝の内側に小指を立て、膝をさらに外側へ押し拡げる。上半身は常に最初の姿勢をキープ。10 回×2 セット。

チェストオープナー
パドルが速くなる!楽になる!

1.両足をくっつけた状態で、股関節が90 度になるよう寝転がり、下側の手で膝を抑える。お尻と頭を上下に引っ張り合うイメージで、姿勢を正し、息を吸いながら上の手を天井に伸ばす。

2.吐く息で、右手の指先を遠くへ伸ばしながら、胸を開く。このとき手の甲が床につくと良い。息を吸いながら①のポーズへ戻る。この動作を繰り返す。逆側も同様に各10 回ずつ行う。

ダイアゴナル
スープに負けないドルフィン力とパワフルな波でも安定したテイクオフ

1.両手が肩の真下にくるよう四つん這いになる。足幅を拳ひとつ分開き、膝がお尻の真下になるよう調整。手の平全体で床を押しながら、片方の足と、その対角線にある手を上げ、引っ張り合うように伸ばす。

2.吐く息で対角の肘と膝を近づける。このとき、みぞおちを背骨へ引き込むイメージで、しっかりと背中を丸めること。吸った息で①のポーズへ戻る。左右5 回×2 セット。

サーフィンライフ2020年1月号の内容を再構成